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「チャン・ヨンシル~朝鮮伝説の科学者~」DVD 主演ソン・イルグク インタビュー到着!
ソン・イルグク、子どもとの共演に「俳優になる」と言い出さないか心配しつつも、親バカぶりも発揮!
メイクに5時間、馬にも引きづられ…苦労を重ねて作り上げた8年ぶりに挑戦した時代劇の渾身作!
――ドラマへの出演は何年ぶりですか?
正確に言うと50カ月です。子供たちが生まれる直前にドラマの撮影をしたので……。
子育てをするために仕事を休んだようなものです。「チャン・ヨンシル」の初回放送までだとすると45カ月ほどのブランクがありました。
――久しぶりにドラマに出演した感想は?
ドラマの撮影は久しぶりで緊張しました。特に時代劇は8年ぶりでしたので、周りの人の期待が大きかった分、少し心配でした。
――最初にシノプシスや台本を読んだ時の感想は?
オファーを受けた時は正直驚きました。今までの僕のイメージとは全然違う役でしたからね。これまで僕が演じてきたような王や将軍といった逞しい人物ではなく、科学者の役だったので、監督にお会いした時になぜ僕を選んだのか、思わず聞いてしまったくらいです。
でも、ちょうど時代劇に出演したいと思っていた時で、しかも今までとは違うタイプの役だったのでうれしかったですね。
――演じたチャン・ヨンシルという人物について簡単に紹介してください。
チャン・ヨンシルといえば、韓国最高の科学者です。身分を克服して成功し、科学者として名を成しました。
15世紀朝鮮の科学技術を発展させた人物です。
――演じたチャン・ヨンシルに似ている点と異なる点は?
歴史的な偉人と自分を比べるのはおこがましいのですが、物を作ることが好きな点ですね。もちろん、比べものになりませんが……。
私も物を作ることが好きですし、科学にも関心があります。『Newton』のような科学雑誌や教養書などもよく読みますね。個人的にも地学や物理学に関心があります。
チャン・ヨンシルと違う点は天才ではないことですね(笑)。
――チャン・ヨンシルを演じるために工夫した点は?
今まで演じてきた王や将軍といった力強い男性の役ではないので、むしろ力を抜くよう努力しました。それに最初は奴婢の身分でしたから、今までの役とは逆に、いかに力を抜くかで悩みました。
たまにアクションシーンもありましたが、大変でしたね。
――馬に引きずられるシーンについて
フルショットの部分は危険なのでスタントマンを使いましたが、アップのシーンは背中に防具をつけて僕自身がやりました。1発でオーケーでした。馬に引っ張られながら小刀で首の縄を切る場面は、もともとはない設定で、監督にもそこまでは要求されませんでした。
誤って喉を突いたら大ごとになりますからね。小刀を喉に近づけるだけのはずが、勢いで一気に切ってしまいました。
――ソン・イルグクさんの幼少期はどんな子供でしたか?
物作りが好きなやんちゃ坊主でした。小学校低学年の時、中学生でも難しい物を組み立てました。その才能を伸ばそうと、母は僕にたくさん投資したと言っていますね(笑)。
――初回の冒頭の白髪の老人の姿がとても印象的でした。エピソードはありますか?
メイクに5時間はかかりましたね。メイクを落とすだけでも1時間かかりました。でも面白い経験でした。楽しかったですね。
普通は嫌がるものですが、僕はもっとやってくれシワもつけてくれと言いました。エピソードとしては……、スタッフから賞をいただきました。
最終話を一緒に観るため共演者やスタッフが集まった時に様々な賞が贈られたんです。僕は「トヂャ賞」をいただきました。「ト(また)ヂャ(寝てる)」で賞です。いつもメイクには1時間以上かかるので、メイク中に眠くなってよく寝てしまっていたんですよ。撮影量が多く疲れていたんです。メイクチームの皆さんには、この場を借りてお詫びいたします。メイクチームにはそんなふうに迷惑もかけたので、申し訳なくて頻繁に差し入れをしていました。
――お子さんたちも本作を観ましたか?
毎回一緒に観ていました。驚いたのは子供たちが飽きずに最後まで集中して観ていたことですね。
そのおかげで、以前は僕の職業についてよく分からなかったみたいなのですが、今は何をしているのか分かったようで、「パパは何をしてる人?」と尋ねると「チャン・ヨンシル」と答えてくれるようになりました(笑)。
――お子さんたちも本作にカメオ出演していますが、才能が感じられますか?
そんなことはありませんよ(笑)。でも懸命にやっていましたね。3人とも俳優になると言い出さないか心配です。
――誰が一番演技に関心があり素質があると思いますか?
さぁ……、あえて1人選ぶとしたら? マンセでしょうか。マンセは感性が豊かなんです。ほかのバラエティー番組でも利発に振る舞っていますね。
ドラマを観るみなさんは「チャン・ヨンシル」を観ながら僕の子供たちを捜すのも面白いかもしれませんね。
――視聴者のみなさんにお薦めのシーンは?
中国で水運儀像台を直した場面です。その場面は一番面お薦めです。自撃漏を造る過程も面白いと思います。自撃漏の場面は、僕、個人としても楽しめました。出番とは関係なく、自撃漏のそばにいたくらいでした。
チャン・ヨンシルという一人の偉大な科学者が誕生する過程を、ぜひ、視聴者の皆さんにも観ていただきたいですね。
(2ページに続く)