人気グループ「2AM」のメンバーでソロミュージシャンとしても活躍しているチョン・ジヌン。彼には最近、新たなニックネームができた。“カプグォン”と呼ばれたチョ・グォンのように、ジヌン(2AM)も番組での様子が大ウケしたのだ。これまでのジヌンからすると新しい姿にも見えるが、実は本来の姿でもあった。
ジヌンは、音楽については確固たるものをもって静かに語っていったが、“ダンス神ダンス王”(=ダンスが上手ではない人)の姿については、特有の“愉快な気”があふれた。
Mnetのバラエティー番組「音楽の神2」に出演し、プロジェクトグループ「C.I.V.A」にダンスを教えていたジヌンの姿は強烈だった。今ではポーズがトレードマークにまでなり、切ない歌を歌っていたあの「2AM」ジヌンなのかと思うほどだった。しかし本人は「隠れていたものではない」という。ただ「2AM」の兄さんたちがそばにいて、それを見ているだけで楽しんでいたジヌンが、本来持っていたものを爆発させたのだという。
―最近、人気がさらに上がったようですね
うれしいですね。あちこちから呼ばれるので。行かない理由もないですしね。今日が最後かのように(笑)。人気は…どうでしょう。忙しいことが人気があるということだとは思っていません。まだできるものがあるから、呼んでくださるということではないですかね?最近は記事をあまり見ないんですが、それでもポータルサイトのメインに上がっていればうれしいですが、プレッシャーでもあります。長く続かなかればならない運を、全て使ってしまっているのではないかと思っています。忙しくなることが続いていますが、「ジヌンは最近、人気があって忙しいね」ではなくて、「忙しくなったから人気があるように見える」ような気がしています。
―ミュージシャンとしてバラエティー番組でのイメージは心配ではないですか?
隠れていた姿というよりは、バラエティー番組ではそれに合う姿を見せているだけです。たぶん、チョン・ジヌンがかっこいいのはステージや写真が全てのような気がします。バラエティー番組ではかっこよく見せようとする理由がないじゃないですか。ステージでは最大限に準備して一番かっこよくやり遂げようとしています。使い分けるべきイメージだと思います。通帳を目的別に分けて貯金するようにね。バラエティー番組での姿は実際の自分の姿と変わりません。だから知人は今の僕をどうして不思議がるのか、イシューになるのか、理解できないそうです。ダンスだけでも5年前からそうでしたから。現在があるためには、歴史がなければならないじゃないですか。みんなから「どうしてお前が話題の人になっているのか、理解できない」と言われます(笑)。「音楽の神2」は、このダンスを生かしてくれる番組でした。
―どうしてこれまでこの面白さを隠していたんですか?
「2AM」として活動する時に、隠していたのではなくダンスをする必要がなかったし、話をたくさんする必要もなかったからです。無難にやっていけばよかったんです。兄さんたちを見て楽しんでいました。だけどこういうことはメンバー同士でいる時にやっていたんですが、今になって世に出たということなんです。嘘ついていると思われるかもしれませんが、僕なりに改めて分析するものですから。そのエネルギーを続けていかなればなりません。
―“ダンス神ダンス王”というニックネームがつきましたね
ダンスだからといって、アイドルの群舞は嫌いなんです。僕が作り続けるのではありません。ダンスをするという意味自体が、ただクラブで踊るように楽しむことだと思います。元々、楽しむことが好きです。楽しまなければならないのに、無理に組まれたダンスは僕には合いませんでした。動線だけ簡単に組んで、その中で自由にするのがいいと思います。音楽番組でもバンドに近づいて踊ったり。じっとしているステージは嫌ですね。PSY兄さんのステージを見ると、みんな一緒に歌ったり踊ったりするんですよ。それは本当に楽しいし、楽しめるステージだったいいですよね。
―「音楽の神2」への出演はどうでしたか?
僕が「C.I.V.A」に教えたというより、彼らが自分たちで一生懸命にやっていたので、アドリブで使ってくれたのがよかったです。僕の痕跡があるじゃないですか。ユン・ジョンシン兄さんは見たことのないキャラクターだと言っています。
―チョン・ジヌンにとって“ダンス神ダンス王”とは?
バブル?すぐに沈むから振り回されないようにしないといけませんね。最大限、できる時までバブルがはじけるまで一生懸命にやっています。
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