日本でも絶大な人気を誇るジェジュン(JYJ)のセカンドアルバム ホログラムコンサート「2016 KIM JEA JOONG 2nd Album Hologram real Live Concert in Japan」が2月9、10日の両日、東京・渋谷区国立代々木競技場第一体育館にて開催された。
同公演は2月12日、2ndアルバム「NO.X」のリリースを記念したもので、現在入隊中のキム・ジェジュンがファンのために入隊直前に準備した最新の技術と映像によりリアリティあふれるフルライブで企画は実に2年前からというもの。
また会場内では来場者限定の写真や衣装の展示会も開催されており、写真は録音、撮影風景のオフショットのジェジュンを見ることができ、衣装は同公演で着用した衣装が展示されており、よりコンサートを身近に感じられる空間となっている。
コンサートグッズも朝早くからファンが並び、販売を開始して間もなく売り切れしまったグッズも多く、ジェジュンの変わらない人気の高さを証明した。
満席の会場は早くジェジュンに会いたい!!と願うファン熱気が開演前から満ち溢れていた。
ステージは宇宙、無数の星を彷彿させる映像で演出されて、今回のコンサートへの期待がさらに高まる。
照明が暗くなるとステージ上にジェジュンが現れ1stアルバム「WWW」から「Just Another Girl」のロックナンバーが始まり赤いペンライトのレッドオーシャンとファンの歓声が会場を包んだ。
一曲目が終わるとジェジュンがステージ上に現れ、スクリーンにはクローズアップされたジェジュンの姿が。
「はい、みなさん会場で会うのは久しぶりですね。現実か夢なのか分からないくらい、会場に一緒にいれてうれしいです!」とジェジュンの最初のあいさつで会場は一気に盛り上がった。
ジェジュンが実際、その場に存在しているように感じられるリアルな映像のジェジュンとの対面にファン達はうれしさを隠せない様子。
2ndアルバム「NO.X」から新曲「それ知ってる?(In Case Your Heart Forgets)」、「Breathing」、「All That Glitters」と3曲続けて披露。3曲ともジェジュン作詞の曲で「それ知ってる?(In Case Your Heart Forgets)」は彼女を思う彼氏の男心の切ない気持ちを表現したポップなミディアムテンポの曲だ。ロックテイストとはまた全く違う可愛らしいジェジュンがそこに。
「Breathing」は入隊前のソウルでのファンミーティングで発表した楽曲。
新曲のお披露目が終わると「みなさん、いかがでしたか?今回のアルバムは前回とちょっと違う感じじゃないかなって思っています。で、みんさんはどう思いますか?」とファンに問いかけると、会場からは「いい!」「最高!」との声が返ってきた。
さらに、衣装チェンジがあり“これが愛だと!”感じられる曲「Closer」、爽やかな曲「End Of The Road」を披露した。
“男女の別れ”をショートムービー仕立ての映像で流し別れの切ない気持ちを表現した後コンサートは中盤、ピアノの弾き語り「Life Support」から始まった。
優しいピアノのメロディーとジェジュンの甘く切ない歌声に会場はうっとり聴き入っていた。
次に今回のライブの企画でもある「私が描いたジェジュン」と題したコーナーへ。
最初に登場したのはメンバーのユチョンの弟、パク・ユファン、さらに同事務所のアーティストのGUMMY、そしてJYJのメンバーのジュンスの順にジェジュンの似顔絵を披露。3人ともにジェジュンの魅力はその“目”にあるとコメントし、「女性的な美しい面と男性的な強さを兼ね備えているのがジェジュンの魅力だ」とジュンスが語り、美しい大きな目と魅力的な唇だけを描いたジュンスの絵が映し出されると、会場は笑顔満開に。
ファンによって描かれた可愛い、クール、スイート、カッコイイと様々なジェジュンがスクリーンに映し出された。
コンサートも後半に突入し、赤いライダースジャケットにダメージジーンズというストリートカジュアルなスタイルに衣装を替えたジェジュンがお気に入りだという中島美嘉の「Glamorous sky」で登場。
曲が始まると客席からは一声に「ジェジュン!」と叫ぶファンの声が沸き上がり、会場を包み込んだ。
“あの空を…”の歌詞のさびの部分になると会場の熱い応援に応え、ファンに呼びかけるかのように歌うパワフルなジェジュンの声に場内は赤いペンライトの波が押し寄せ、真っ赤に染めた。
ジェジュンとファンの一体感は誰もがこの場所にジェジュンがいると感じるほどリアルだった。
その余韻も冷めないまま2ndアルバム収録曲「Good Morning Night」が始まると爆発音とともに銀テープが宙に舞い、会場のボルテージもMAXに!
ライブの途中では「疲れてないの?ふふ…、めっちゃ、疲れてるじゃん!ここのジェジュンは本物じゃないからね(笑)。どれだけ歌って踊っても疲れない!」とファンに指さして笑わせる場面も。
「楽しむ力、残ってる?」とジェジュンがファンに呼びかけると「残ってるーーー、ジェジュンーーー!」とファン。
「みんな声出して行ってみようか!!」とジェジュンがさらに煽るとファンの熱気が会場を包み込み、コンサートは終盤に突入。
新曲「Welcome To Our Wild World」ではジェジュンの真骨頂となるロックナンバーがスタート。次にバンドメンバーの紹介があり、ここで改めて生バンドであることがわかるとファンを驚かせた。生バンドの演出はジェジュンならではのこだわりで、「ファンにリアルな自分を見せたい!」というジェジュンの熱意を垣間見た瞬間だった。
ジェジュンが作詞、作曲の新曲「Good Luck」が始まるとステージの端から端までファンサービスをする場面もあり、ファンの黄色い声援で会場は最高潮の盛り上がりを見せた。
ファンの熱い応援が伝わったのか、抜群のタイミングでジェジュンが「えー、東京のみんな、楽しいですか?本当に楽しんでますか?楽しいのかなぁ~?」と呼びかける。
そんな茶目っ気たっぷりのジェジュンにファンたちは大喜び。
「最後の曲になりました」とジェジュンが話しかけると瞬時に「やだー」とファンの声が飛び、会場にはコンサートが終わってしまう寂しさに目を潤ませるファンの姿も。
「最後まで盛り上げて行きたい!アルバムのタイトル曲、『Love U More』、聴いてください!」
と軽快でアップテンポの曲がスタート。
ファンを熱狂の渦に巻き込み、コンサートは最高潮のまま幕が閉じた。
間髪を容れずに「ジェジュン!」「ジェジュン!」「ジェジュン!」と湧き上がるアンコールに会場が包まれると、絶妙なタイミングでステージに現れたジェジュン。
ファンの声援に精一杯応えるように「One Kiss」、ジェジュン作詞の新曲「Run Away」を熱唱し、熱い余韻を残したまま、美しい星屑のように舞台を去ったジェジュン。
アンコールを入れて全17曲を熱唱したジェジュンからは、音楽へのこだわり、ファンへの想いなど、デビュー当時から今も変わらない情熱が感じられた。
コンサートの最後にはジェジュンへのサプライズ企画として、今回の新曲「それ知ってる?」のさびの部分をファンたちで歌い、大きなピンクのハートの中に白い“J”の文字を作って、ジェジュンへのプレゼントとして、届けた。
第一線で常に活躍し進化し続けながらも、自分のことよりメンバー、家族、そしてファンのことを一番に考えるジェジュン。
ファンにとって忘れられないコンサートになったに違いない。
「目には見えなくても会いたいという切実なる願いによってそれは必ず現実となる。
ジェジュンの歌う姿が見たい、歌が聞きたい。その思いが反映されたとき彼は目の前に存在する」(写真&衣装展のメッセージより抜粋)
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
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■2016キム・ジェジュン ホログラムリアルライブコンサートin Japan事務局
公式HP http://www.2016kjjhologram.jp/