先月韓国で4thミニアルバム「MATRIX」を発表し、音楽界に戻ってきたB.A.Pが12月24日、東京・国際フォーラムでクリスマスイベント「B.A.P Y.W.F Fan Event ~Merry Christmas~」を開催した。日本でファンと会う機会を持ったのは約1年3か月ぶりとなるだけに、この日を待ちに待ったファンたちが会場をいっぱいに埋め尽くした。
ステージ上の映像にB.A.Pが韓国で1年9か月ぶりにリリースした4thミニアルバム「MATRIX」のタイトル曲「Young, Wild & Free」のミュージックビデオが流れると早くも会場はグリーンのペンライト一帯に包まれた。
イベントオープニングは「Young, Wild & Free」。「皆さんお久しぶりです!」というメンバーの声とともに激しいダンスがスタート。炎が燃え上がるような真っ赤なライトに照らされながら、一曲目からパワフルなステージを繰り広げると、その勢いのまま「NO MERCY」を続けて披露した。
胸に響くような中毒性のあるメロディとメンバーの「いくぞ!」という呼びかけに会場はヒートアップし、最高の歓声に包まれた。さらに曲の最後の間奏部分ではファンたちの吹くホイッスルの音が会場に響き会場が完全に一体化に。
2曲を披露すると司会の古家正亨が登場し、トークコーナーに突入。
再登場したB.A.Pのメンバーたちはファンに挨拶。ヒムチャンは「ホントに会いたかった。皆さんもでしょ?」と問いかけると、会場からは大歓声が送られた。トークタイムでは、韓国でカムバックしたアルバムについて、すべてのプロデュースを担当したリーダーのバン・ヨングクが「休んでいる間ずっと考えていたことだったので楽しく作業をしました。僕たちのストーリーを盛り込むことができてうれしかったです」と満足気に語った。そしてヒムチャンは「この作品を新たなスタートとしてより一層成長したい。踏み台として新たな一歩を踏み出したい」とこれからの活動に意欲をみせた。
トークタイムの後は楽しいゲームコーナーへ。
箱の中からボールをひいてチーム分けをした結果、赤チームはヨンジェ、ジョンアプ、ZELO、青チームはバン・ヨングク、ヒムチャン、デヒョンとなった。ここからは3つのゲームで対決を繰り広げた。最初の新聞紙折り対決は、チーム内の一人が新聞紙を折りたたみ、残りの二人がその新聞紙からはみ出ないようにその新聞の上に乗り、3秒キープするというもの。ジョンアプがZELOにおんぶしてもらおうとジャンプしたものの、勢いが強すぎて派手に床に落ちてしまい心配させたが、「安心してください」との答えで会場を笑わせた。
続いてメンバーが口々に「難しい」と練習を繰り返していたけん玉対決では、最後にデヒョンのみが成功して青チームの勝利となった。3つ目のテレパシー対決では、与えられたお題についてポーズをとり、そのポーズが3人そろえばポイントがもらえるというもの。赤チームへの「ハート」というお題では、ZELOが二人をちらりと見てから遅れて二人と同じポーズをとると青チームから一斉に突っ込みが。ヨンジェが「ZELOさんはもともと遅いんです。わざとじゃないよ」とフォローするも結局認められなかった。青チームの「マリリンモンロー」のお題では見事3人が内股で股間を手で隠すポーズを披露して会場を爆笑させた。計3つのゲームの結果は3対1で青チームが勝利した。
ここでサンタクロースやトナカイなどさまざまな衣装や小道具がステージに運ばれてきたが、勝った青チームは自分が着たい衣装を選ぶことができ、そして負けた赤チームの衣装をプロデュースすることになった。ヨンジェはサンタ服だが下はスカート、赤い鼻をつけ、またZELOも女性用のサンタ服になぜか前髪に白ひげをつけられて不思議なスタイルに。そしてジョンアプはなんと、黒いメイド服にうすい髪の毛のカツラという衝撃の姿に!会場からは爆笑がおこったが、ジョンアプは「何も思いつきません…」と放心状態になったような表情でファンをさらに笑わせた。
その恰好のまま、なんとサンタの袋を持ってファンにクリスマスプレゼントを配りに客席へ!メンバーが会場の隅々までお菓子やクリスマスの飾りなどをファンにプレゼントをしてまわった。ファンの頭にリースをのせてあげたり、目を合わせてキャンデイを渡すなど、運よくもらうことのできたファンは歓喜した。メンバーたちも踊りながらノリノリで会場を巡るなど、ファンとの交流を楽しんだ。
続いて「Take you there」、「Be Happy」の2曲でもファンと熱唱をしながら会場を盛り上げると、最後にヒムチャンは手を頭にまわして「愛してる」のポーズをした。
そして事前にファンから送られてきたサンタクロースの恰好をした写真の中で、メンバーが一番良いと思ったものを選択、選ばれたファンにはB.A.Pがステージで撮影した写真がプレゼントされた。
ここからはゲームの後半戦!
腕立て伏せ対決や韓国の伝統的な遊びであるチェギチャギ、二重跳び、愛嬌、ダンスなどメンバーの可愛らしい魅力やカッコいい一面を見ることができる時間となった。ここで会場を爆笑の渦に巻き込んだのはZELO。チェギチャギを一回目から足にのせることができず、すかさず古家さんに「ZELOくんゼロ回です!」と言われ、次の二重跳びでもなんと縄跳びの縄が切れるという予想もできないハプニングで、再び「ZELOくんゼロ~」と言われ大きな笑いが起こった。二重予跳びではデヒョンが「自信があります!」と靴を脱いで気合いが入った様子で挑戦するも二回に終わり、ジョンアプが3回で一番多く跳んだ。ダンス対決ではヨンジェが「セクシーダンス」というお題に腰を動かすダンスを披露、ジョンアプはEXIDの「ウィアレ」を踊り大きな歓声を受けた。最後にバン・ヨングクが「団子三兄弟」の音楽に合わせて絶妙な可愛らしいダンスを披露し、さらに会場は黄色い悲鳴に包まれた。
ゲームコーナーがすべて終わると、改めてファンへ感謝の気持ちを伝えた。デヒョンは「待っていてくれてありがとう」、そして日本語で「愛してるよ」と笑顔をみせ、ジョンアプは「久しぶりに皆さんと会って感動的でもあり、そしてとても楽しい時間でした」と話した。またバン・ヨングクは「日本に久しぶりに来ましたが、このように会いにきてくれてありがとうございます。皆さんを愛しています、そして尊敬しています」と親指と人差し指でハートのポーズを作った。そしてここでヨンジェからサプライズ発表が!「来年3月、日本ファーストアルバムがリリースされます!」との嬉しいニュースに会場には歓喜の悲鳴が響いた。
イベントのラストとなる歌ではファンからもサプライズが。「COFFEE SHOP」の曲がかかると、ファンたちが一斉に「これからもずっといっしょ♥」と書かれた紙をかかげた。メンバーも気づいてヒムチャンが歌の途中に「これからもずっと一緒」と読み上げるとファンも歓声で応え、切ない歌詞の楽曲ではあるが、会場は温かい雰囲気に包まれていた。「With You」では「君の姿を見守ってあげる」、「隣にいるよいつでも」などの甘い歌詞でファンを幸せな気分にさせた。
年内に東京、名古屋でファンとイベントを楽しんだB.A.Pは、年明けの1月5日にも大阪で新年早々ファンとの交流をした。久しぶりの来日で、来年3月の日本でのアルバムリリースの発表もあり、今後の日本での活動にファンの期待が益々高まっている。
リリース情報
2016年3月リリース
日本1stアルバム「Best. Absolute. Perfect」
Type-A <CD+DVD> KIZC-263/4
¥3,241+税
※初回プレス分のみスペシャルパッケージ仕様
Type-B <CD only> KICS-3126
¥2,685+税
数量限定盤 <CD+48ページPhotobook+MATOKI Leather Bracelet> KICS-93125
¥4,028+税
※無くなり次第販売終了
【CD】※全タイプ共通内容
1. NEW WORLD ※日本オリジナル新曲
2. KINGDOM ※日本オリジナル新曲
3. BACK IN TIME ※日本オリジナル新曲
4. EXCUSE ME
5. HURRICANE
6. COFFEE SHOP
7. ONE SHOT
8. HAJIMA –ハジマ-
9. CRASH ※JAPANESE ver.
10. DANCING IN THE RAIN
11. NO MERCY
12. POWER
13. WARRIOR
【DVD】※Type-Bのみ
1. “KINGDOM” MUSIC VIDEO
2. MAKING & INTERVIEW OF “B.A.P KINGDOM”
B.A.P 日本オフィシャルサイト:http://bap-official.jp/