観客が再び盛り上げた…映画「慶州紀行」、韓国映画ボックスオフィスで1位を奪還“口コミ”がカギ

華やかなヒットの公式より、観客の選択が通じた。映画「慶州紀行」が、新作の攻勢の中でも、口コミで韓国映画のボックスオフィスの首位を取り戻した。公開直後の一時的なヒットにとどまらず、実際に映画を観た観客の好評を原動力にして、再び順位を引き上げたという点で、目を引く。

5日、映画振興委員会の統合ネットワーク基準で、「慶州紀行」は4日の韓国映画ボックスオフィスの1位となった。「オデュッセイア」や「スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ」などハリウッドの作品が、劇場街で競い合う中で得られた成果だ。

特に、注目すべき点は、「慶州紀行」が観客の口コミに乗り、再び首位となったという点だ。公開当時、韓国映画ボックスオフィスの1位を獲得した作品は、新作の公開後、競争が激しくなった状況でも、底力を発揮した。CGVのゴールデンエッグ指数も92%をキープし、実観覧客の高い満足度を示している。

「慶州紀行」は、修学旅行から戻れなかった末娘“キョンジュ”のために、8年待ち続けた末に旅行に出かける4人の母と娘の物語を描く家族復讐劇だ。単純な復讐の快感にとどまらず、喪失を抱いて生きてきた家族の時間と感情に沿って、物語を広げていく。

作品に向けた好評の中心には、俳優たちの演技と家族の感情を描いたストーリーがある。観客は、人物がやり取りする会話や最後のシーンで感じられる余韻、キョンジュ(慶州)の風景と調和した物語を印象的な要素に挙げている。笑いと悲しみ、緊張など、お互いに異なる感情をひとつの作品の中で経験したという反応も続いている。

このような評価が意味を持つ理由は、「慶州紀行」の現在のヒットが、公開初期の関心だけでは説明しきれないからだ。劇場街で新しい作品が、相次いで観客と会う状況でも、すでに映画を観覧した人たちの推薦が、次の観客の選択につながり、順位を引き上げた。

最近の劇場街は、圧倒的な規模と認知度を兼ね備えた作品が、観客の選択を受ける場合が多い。その間で、「慶州紀行」は、家族という馴染みのある素材を、復讐劇というジャンルと結び付け、人物の感情や関係を濃密に描き出し、独自の競争力を示している。

何より、「慶州紀行」の反響は、結局映画の生命力を決めるのが観客だという事実を示している。公開初日の成績や話題性より、映画を観た後、誰かに再び勧めたい気持ちがヒットの新しい原動力となったわけだ。

「慶州紀行」が、韓国映画ボックスオフィスの1位に復帰したのは、単純な順位変化以上の意味を持つ。観客の好評から始まった口コミが、実際のヒットにつながっているためだ。1本の映画が観客にどれだけ長く残るか、その余韻がまた別の観客を劇場へと動かすことができるかを示す事例だ。

「慶州紀行」は、現在韓国の劇場で上映中だ。

 

WOW!Korea提供

2026.09.05