
グループ「NCT 127」が、デビュー10周年にリリースした7thアルバム「BLINGY」で、彼らの音楽的アイデンティティが依然として有効であることを示している。メンバーの変化や軍入隊による空白期を経て5人体制で活動に乗り出した状況でも、慣れ親しんだ“NEO”を繰り返すのではなく、過去10年間に築いたカラーを拡張するやり方を選んだ。
所属事務所「SMエンタテインメント」によると、24日に発売された「BLINGY」は、「NCT 127」が約2年ぶりに披露したフルアルバムだ。ドヨンとジョンウが軍服務中のなか、ジャニー、テヨン、ユウタ、ジェヒョン、ヘチャンが5人で活動に乗り出した。4月にマークがグループを離れる変化まで経験した後、初めてリリースするフルアルバムだという点でも意味が格別だ。
イギリスの音楽専門マガジン「NME」も、この点に注目した。「NME」は、「BLINGY」を、「NCT 127」のアイデンティティと存在感を再確認するアルバムと評価し、メンバー構成に変化が生じたものの、グループの物語は依然として現在進行形だという点を指摘した。特に、タイトル曲「BLINGY」については、「NCT 127」が、自分たちの音楽的世界を正確に理解し、これを発展させていると評価した。
実際にアルバムを貫く中心には、「NCT 127」が過去10年間に構築してきた強烈なサウンドがある。タイトル曲「BLINGY」は、ゆがんだシンセサイザーや重厚なドラム、チャンティングを中心に、レイジとダブステップの要素を組み合わせたヒップホップナンバーだ。先行公開曲「Pinata」は、ロックとヒップホップを融合させ、ギターのリフとファンキーなベース、ブレイクビートを駆使した。ステージをひとつの祭りにするという自信も「NCT 127」特有のパフォーマンス志向の音楽と結びついている。
アルバムは、ここからさらに一歩進んでいる。「Legacy」は、ソウルから出発した「NCT 127」のエネルギーを世の中に拡張するというメッセージを、「Step Up」は限界を超えて、前に進むという意志を込めた。「IKR」、「Getaway」、「Day After Day」などでは、ポップスとロック、インディーポップなどでジャンルの幅を広げた。強い音楽だけで、アルバム全体を埋め尽くすのではなく、お互いに異なる質感の楽曲を配置したのも、10年目の「NCT 127」が見せる変化だ。
後半に進むにつれて、アルバムの視線は“10年”と“共に”というキーワードに向かう。「127 Million Miles」は、距離が離れていても、ずっとつながっているというメッセージを込めたポップロックバラードで、軍服務中のドヨンとジョンウまで、7人がすべて参加した。テヨンとジャニーが作詞に参加した「I mean, It‘s about time」は、この10年を振り返りながら、変化の中でもお互いを支え合い、前に進むという物語を表現した。
「BLINGY」は、単純な10周年記念アルバムとは趣が異なる。「BLINGY」、「Pinata」、「Legacy」が、「NCT 127」が得意としてきた強烈な音楽の現在を示すなら、「127 Million Miles」や「I mean, it's about time」は、この10年とこれからの時間をつなぐ。メンバー構成の変化の中で、何を捨てて新しく始めるかよりも、“「NCT 127」らしさとは何か”を再び確認するアルバムに近い。
成果も後に続いている。「BLINGY」は、発売以降、中国の「QQ Music」のデジタルアルバム販売およびフルアルバム販売チャート、「Kugou Music」のデジタルアルバム販売チャートで1位を記録し、日本の「AWA」のリアルタイム急上昇チャートでも首位となった。iTunesのトップアルバムチャートでは、世界26の地域でトップ10にランクインした。
なにより、今回のアルバムの意味は、数字だけで説明できない。「NCT 127」は、「Cherry Bomb」や「英雄; Kick It」、「Sticker」など、大衆的な文法から距離を置いた音楽まで、自分たちの代表曲にし、K-POPの中で卓越したポジションを構築してきた。「BLINGY」も、この公式を安全にコピーするのではなく、強いヒップホップを中心に置き、ロックやポップス、バラードまで拡張し、10年間積み重ねてきた音楽的なものを再整理する。
結局、10周年を迎えた「NCT 127」が、「BLINGY」で見せるのは、「変わらなかった」ではなく、「変化しながらも自分たちらしく」ということに近い。メンバーも、活動方式も変わったが、“NEO”というグループの中心軸は依然として鮮明だ。彼らの物語を“現在進行形”で見つめる理由もここにある。
WOW!Korea提供






