「トングン -呪いの宮-」「恋は命がけ」新作ドラマが賛否…「鉄槌教師」「エージェント・キム」と明暗分かれた理由



※あらすじ・ネタバレになる内容が含まれています。

Netflix「トングン -呪いの宮-」、tvN「恋は命がけ」、ENA「君へと続く僕のドリーム!」など、各局の新作ドラマが相次いでスタートした。しかし、視聴者からは厳しい評価が目立ち、話題を集めながらも賛否が分かれる結果となっている。一方で、Netflix「鉄槌教師」やSBS「エージェント・キム:リアクティベーティッド」が高評価と高い話題性を獲得したのとは対照的な反応となった。

韓国のコンテンツデータ分析会社グッドデータコーポレーションが22日に発表した7月第3週の週間レポートによると、テレビ・OTTドラマ話題性ランキングTOP20で、Netflix「トングン -呪いの宮-」が26.29%で1位、tvN「恋は命がけ」が8.38%で3位、ENA「君へと続く僕のドリーム!」が4.47%で7位にランクインした。

ただし、同社の分析では、これら3作品はいずれも好意的な反応を上回る否定的な意見によって話題性が高まったという。

「トングン -呪いの宮-」には、「映像美が素晴らしい」「チョ・スンウ、クァク・ドンヨン、チャン・ヨンナムの演技が良い」「クロスケ(クモの精霊)がかわいい」といった好意的な声が寄せられた。

その一方で、「世界観の設定に説得力がない」「後半に進むにつれて物語が途切れ途切れになる」「緊張感がない」「『キングダム』や『ストレンジャー・シングス』を思わせる」といった厳しい意見も目立った。

グッドデータコーポレーションは、「実際に視聴したユーザーからは物語全体の緊張感が弱いという否定的な反応が多く、後半に進むほど単調なストーリー構成への指摘が増えている」と分析している。

「恋は命がけ」は、パク・ウンビンの演技力や、パク・ウンビンとヤン・セジョンの息の合った演技には高評価が集まった。一方で、「演出が物足りない」「原作の設定変更が残念」「不要なシーンが多い」といった指摘も相次いだ。

レポートでは、「第2話は第1話より見どころが増えたものの、新鮮味に欠けるストーリーと緩い演出により、ホラー捜査ドラマというジャンルの魅力を十分に生かせていないという評価が多かった」と伝えている。

「君へと続く僕のドリーム!」も、「安心して見られる作品」という好意的な意見がある一方、「映像は美しいがストーリーに引き込まれない」「需要のないドラマ」「ヘリの演技が『恋のスケッチ~応答せよ1988~』のドクソン役から抜け出せていない」といった酷評が目立った。

こうした評価は視聴成績にも表れている。

「トングン -呪いの宮-」はNetflixオリジナルシリーズでありながら、SBSで放送中の「エージェント・キム:リアクティベーティッド」にグローバルランキングで後れを取った。

Netflix公式サイト「Tudum」によると、13日から19日までの週間ランキングでは、「エージェント・キム:リアクティベーティッド」が視聴数820万回(総視聴時間を作品の上映時間で割った数値)を記録し、非英語テレビ部門で世界1位を獲得。「トングン -呪いの宮-」は490万回で2位となった。

また、「君へと続く僕のドリーム!」は初回視聴率2.7%でスタートし、第2話2.8%、第3話2.9%、第4話2.7%を記録。前作「Dr.サムボーイ」が最高視聴率5.9%で終了したことを考えると、苦戦が続いている。

一方、「恋は命がけ」は初回3.0%とやや物足りないスタートだったものの、第2話では5.3%まで上昇し、巻き返しへの期待が高まっている。

大衆文化評論家のキム・ホンシク氏は、「『鉄槌教師』『エージェント・キム:リアクティベーティッド』のヒットが示すように、最近の視聴者が求めているのは爽快感のある“スカッとする”ジャンルだ」と分析。その上で、「『トングン -呪いの宮-』『恋は命がけ』『君へと続く僕のドリーム!』はいずれも大衆受けしやすいジャンルとは言えず、そのことが否定的な反応につながっている」と指摘した。

 

WOW!Korea提供

2026.07.23