
※あらすじ・ネタバレになる内容が含まれています。
JTBC土日ドラマ「新入社員カン会長」第9話では、ファン・ジュンヒョン(イ・ジュニョン UKISSジュン)がチェソングループを守るため、自ら“裏切り者”になる道を選んだ。最愛のカン・バングル(イ・ジュミョン)さえ欺く危険な潜入作戦が始まり、一族を巡る後継者争いは新たな局面へと突入した。
本作は、チェソングループ会長カン・ヨンホ(ソン・ヒョンジュ)の魂が新入社員ファン・ジュンヒョンの体に宿るという異色の設定が話題のドラマ。現在のジュンヒョンは若者の姿のまま会長として生き、一族の崩壊を阻止するため奔走している。
この日、ジュンヒョンは病室で眠り続けていた本来のカン・ヨンホが死亡したとの知らせを受ける。魂が入れ替わった状態でヨンホが命を落としたということは、本来の持ち主である青年ファン・ジュンヒョンの人生も二度と元には戻らないことを意味していた。
さらに病室に設置していた監視カメラには、長女カン・ジェギョン(チョン・ヘジン)が病室を訪れる姿が映っていた。自分の娘の暴走によって、一人の青年の人生まで奪ってしまったという現実に、ヨンホは深い自責の念に駆られる。
「今からでも、すべてを正さなければならない」
その思いを胸に、ジュンヒョンはジェギョンを止められるのなら、自分が犠牲になっても構わないと覚悟を決める。
そして彼は、これまで共にジェギョンへ立ち向かってきたバングルを裏切るかのように、ジェギョンの前へ姿を現した。
「これからはあなたの味方になります」
突然の申し出に驚くジェギョンだったが、ジュンヒョンはさらに、「バングルが持つチェソンソリューションの株式を手に入れたいなら、母親のチョ・ソンヒ(ユン・ユソン)を狙うべきです」と助言。バングルの弱点さえ利用する冷酷な提案を持ち掛け、その姿はジェギョンだけでなく視聴者にも大きな衝撃を与えた。
ジュンヒョンの助言どおり、ジェギョンはチョ・ソンヒの印鑑や預金通帳を盗み出して証拠を捏造し、チェソン物産の裏金事件の責任をチョ・ソンヒへ押し付ける。ついにチョ・ソンヒは逮捕され、バングルは母親を救うため、チェソンソリューションの株式15%を手放すしかなかった。
狙いどおり株式を手に入れたジェギョンは、待っていたかのようにチョ・ソンヒの逮捕を取り消し、ジュンヒョンの“働き”に満足げな表情を浮かべる。
こうしてジュンヒョンは、自ら悪役を演じながらジェギョンの懐へ入り込むことに成功した。しかし、その代償はあまりにも大きいものだった。最も信頼していたバングルまでもが、彼を本当の“裏切り者”だと思い始めてしまう。
新会長就任式は、ジュンヒョンの“裏切り”が誰の目にも決定的となる瞬間だった。
ジェギョンは、チェソングループの新たな司令塔となる「未来事業チーム」の発足を宣言すると、そのチーム長にジュンヒョンを任命。これまでバングルと共にジェギョンへ立ち向かってきたジュンヒョンが、突如として後継者争いの中心に立つ姿に、一族はもちろん社員たちも騒然となった。
その光景を目の当たりにしたバングルは、言葉を失う。
何よりも彼女の胸をえぐったのは、母チョ・ソンヒを陥れる計略さえジュンヒョンが仕組んだものだと思い込んでしまったことだった。
信じ続けてきた人が、自ら敵の側へ渡った――。
あまりにも残酷な現実に、バングルは大きな衝撃を受ける。
しかし、それこそがジュンヒョンの狙いだった。
ジェギョンの暴走を止めるには、外から立ち向かうだけでは限界がある。彼は自ら悪役を演じ、最も危険な敵陣へ飛び込むことで、内側からジェギョンを止めようとしていたのだ。
その代償は、愛する人から憎まれること。
それでもジュンヒョンは迷わなかった。
さらに彼は、バングルとチョ・ソンヒをチェソン家の争いから完全に遠ざけようと動き出す。
会長室の金庫に保管されていた資金を腹心イ・サンジェ(キム・ジョンテ)へ託し、「2人がアメリカで新しい人生を始められるよう支えてほしい」と指示。自分だけが危険を引き受ける覚悟で、すべてを背負い込もうとする。
しかし、その覚悟は思わぬ形で覆される。
ジュンヒョンの計算では、バングルは母と共にアメリカへ渡り、チェソン家から離れるはずだった。
ところが、彼女が向かった先は空港ではなかった。
なんと荷物を抱えて引っ越した先は、ジュンヒョンの隣の家。
逃げるどころか、最後までチェソングループに残り、ジュンヒョンと同じ場所で戦う道を選んだのだ。
その大胆すぎる行動に、冷静沈着だったジュンヒョンも思わず言葉を失う。
シリアスな展開が続いた第9話のラストを、思わず笑みがこぼれる痛快なサプライズが締めくくり、2人の関係が新たな局面を迎えたことを印象づけた。
一方で、自ら悪役を演じるジュンヒョンと、その真意を知らないまま彼を追い続けるバングル。互いを守ろうとする2人の思いは、すれ違いながらも確かにつながっており、激化する後継者争いの中で今後どのような結末を迎えるのか期待を高めるエンディングとなった。
第9話の視聴率は、ニールセン・コリア有料世帯基準で首都圏10.6%、全国10.4%を記録し、2桁視聴率を維持した。
果たしてジュンヒョンの命懸けの潜入作戦はジェギョンの暴走を止めることができるのか。そして、互いを守るため“嘘”を選んだジュンヒョンとバングルの思いは再び重なるのか。チェソン家を巡る後継者争いは、いよいよ最終局面へ突入する。
JTBC土日ドラマ「新入社員カン会長」第10話は、28日午後10時30分に韓国で放送される。
日本では「Lemino」にて配信される。
WOW!Korea提供






