演出家の熊切和嘉監督が、初の韓国映画演出作「神社:悪鬼のささやき」の主人公として俳優キム・ジェジュンを抜てきした背景に、映画界の関心が集まっています。
韓国のシャーマニズムと日本特有のホラー感性が結合した今回の新作で、監督がキム・ジェジュンをタイトルロールに据えた背景には、日本での圧倒的な知名度と長年積み重ねてきた演技力が決定的な理由として作用したとみられています。
韓国で6月17日に公開される「神社:悪鬼のささやき」は、巫堂(ムーダン)を主人公にしたシャーマニズム・オカルトホラー映画です。
神戸でオールロケーション撮影されたこの作品は、韓国の伝統的なシャーマニズム信仰と日本の廃神社が持つ奇妙な雰囲気を織り交ぜ、期待を集めています。
熊切和嘉監督は、初監督作「鬼畜大宴会」(1998)で注目を集めた後、「私の男」(2014)でモスクワ国際映画祭大賞を受賞し、「658km、陽子の旅」(2023)で上海国際映画祭3冠を達成するなど、海外映画界から継続的に高い評価を受けてきた日本を代表する巨匠です。
そんな彼が、韓国資本と韓国俳優が参加する初プロジェクトの主人公としてキム・ジェジュンを選んだことは、賢明でありながら必然的な選択だという評価が出ています。

基本的にキム・ジェジュンは、過去「東方神起」として活動していた時代から、日本で独特な存在感と巨大なファン層を築いてきた人物です。
日本文化と情緒に対する理解度が高く、流ちょうな日本語を話せる点は、神戸オールロケーションで進められた今回の現場で、監督との緊密なコミュニケーションと高い没入感のある撮影を導く大きな強みとなりました。
さらに、キム・ジェジュンが韓国でスクリーンとテレビを行き来しながら積み上げてきた確かな演技力も、監督の信頼を後押ししました。
熊切和嘉監督は、単純に悪を退ける平面的なヒーローではなく、内面の暗さと深淵に隠された欲望に向き合う立体的な巫堂キャラクターを表現するため、深みのある感情表現が可能な俳優を必要としていたと伝えられています。
実際に、昨年の「富川国際ファンタスティック映画祭」上映当時、モ・ウニョン プログラマーはキム・ジェジュンについて、「人間の深淵に隠された欲望と禁忌を追う巫堂であり、ダークヒーローとしての一面を見せる」とし、彼の熱演を高く評価しました。
日本の巨匠監督による緻密な演出力と、日本市場を網羅するキム・ジェジュンの演技力が合わさって完成した映画「神社:悪鬼のささやき」は、コン・ソンハ、コ・ユンジュン、木野花ら俳優たちが合流し、劇的な緊張感を加えました。
今夏の韓国映画界に独特な恐怖を届けるこの作品は、6月17日に韓国CGVで単独公開されます。
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