「どなたか分からない」ファン・ジョンミンとチョ・インソンの前で堂々と…カンヌの記者会見で記者が無礼発言=映画「HOPE」7分間のスタンディングオベーション



「第79回カンヌ国際映画祭」のコンペティション部門に招待されたナ・ホンジン監督の新作「HOPE」の公式記者会見で、ある海外通信メディアの記者による無礼な発言が、現場の雰囲気を急激に凍り付かせた事実が、一足遅れて知れ渡った。舞台に上がった韓国俳優たちに向けた無視するような発言に続き、実際の夫婦であるマイケル・ファスベンダーとアリシア・ヴィキャンデルに向けた不適切な冗談めいた質問まで飛び出し、論争が起きている。

「HOPE」は18日(現地時間)、フランス・カンヌで公式記者会見が行われた。同日、会見の席には、ナ・ホンジン監督をはじめ、ファン・ジョンミン、チョ・インソン、チョン・ホヨン、マイケル・ファスベンダー、アリシア・ヴィキャンデル、テイラー・ラッセルなど主演俳優たちが出席した。

問題は、質疑応答の過程で起きた。ある海外通信メディアの記者はまず、マイケル・ファスベンダーとアリシア・ヴィキャンデルについて言及した後、舞台上の他の俳優たちを指さしながら、「残りの方々は誰なのかよく分からない」と言った。世界の映画界が注目するカンヌ国際映画祭の公式記者会見の場で、作品の主要俳優を公然と排除したり、評価を下げたりするような発言が出たわけだ。

現場の雰囲気はすぐに凍り付いた。チョン・ホヨンとテイラー・ラッセルは、お互いを見つめ合い困惑した笑みを浮かべ、チョ・インソンとファン・ジョンミンも固い表情を隠せなかったと伝えられた。作品と俳優に向けた質問が交わされるべき場で、基本的な礼儀すら欠いた発言が出たという点で、戸惑いが広がった。これは、カンヌ国際映画祭の公式ホームページとYouTubeを通じて公開された記者会見の映像でも確認することができる。

問題発言は、ここで終わらなかった。この記者は、実際の夫婦であるマイケル・ファスベンダーとアリシア・ヴィキャンデルに向かって、「2人を1人分の出演料でキャスティングできるから一緒に起用されたのか?」「夫婦パッケージのような概念だったのか?」という趣旨の質問まで投げかけた。俳優のキャスティング過程をあざ笑うかのように扱った上に、公の場で私的な関係を茶化したという点で、一線を越えたという指摘が出ている。

ナ監督は、すぐに距離を置いた。彼は、「まったく違う」と断固として答えた後、「一人ひとりを別々に招待し、参加をお願いするために最善を尽くして説得した」と説明した。冗談のように包まれた質問に対し、遠回しに対応するよりも、作品と俳優に対する敬意を明確に示した回答だった。

記者会見でのハプニングとは別に、映画に向けた現地での反応は熱い。「HOPE」は、公式上映直後に約7分間のスタンディングオベーションを受け、カンヌ映画祭の公式ニュースレターの評点でも、コンペティション部門の上映作の中で最上位圏の評価を記録したと伝えられている。

「HOPE」は、非武装地帯近くの「ホポ港」の出張所長“ボムソク”が、村の青年たちから虎の出没の知らせを聞き、信じがたい存在と向き合う姿を描いた作品。「哭声/コクソン」以来、10年ぶりに帰ってきたナ・ホンジン監督の新作で、完成度の高いミザンセーヌと圧倒的なジャンル体験を予告し、今夏韓国で公開予定だ。

 

WOW!Korea提供

2026.05.21