
第74回ベルリン国際映画祭で、子どもたちの審査員が選ぶ「Generation Kplus」部門の最高賞〈クリスタル・ベア賞〉を受賞し、世界中から高い評価を受けた映画「大丈夫、大丈夫、大丈夫!」。4月10日(金)の全国公開を前に、3月26日(木)、韓国文化院 ハンマダンホールにて、キム・ヘヨン監督来日記念試写イベント(主催:駐日韓国大使館 韓国文化院、KDDI)が開催された。
イベントに登壇したキム・ヘヨン監督は、今回が待望の初来日。「ずっと来たいと思っていた日本に、この映画で来ることができて本当に感無量です。夢じゃないかと思うくらい胸がいっぱいで、昨日はうれしくて一分も寝ることができませんでした」と、喜びいっぱいのあいさつに会場は温かな拍手に包まれた。
本作は、母を亡くした女子高生と、完璧主義のダンス講師という正反対の2人の共同生活を描いた物語。設定の背景について、監督は「まだ大人の保護が必要な若い世代と、大人でありながら生きづらさを抱え、人生に迷っている人たち。そんな欠けた部分を持つ人物同士が、出会い、お互いに良い影響を与え合って成長していく姿を描きたかった」と作品に込めた思いを明かした。

イベント中盤には、監督の来日を祝して、タレントのYOUが花束を手に登壇。韓国ドラマや映画をよく見るYOUは本作について「韓国ドラマで描かれる"湿気"や"恐怖"などの要素とは違って、それを超えて本質に踏み込んだ作品です!」と、そのストレートで潔い内容に太鼓判を押した。
実は、キム・ヘヨン監督が最も尊敬する映画監督として挙げているのが、是枝裕和監督。今回、是枝監督の「誰も知らない」に出演していたYOUとのまさかの対面に、舞台裏で早くも意気投合したよう。YOUは「監督があまりに熱心に話してくださるから、後で是枝監督に、お会いしたこと伝えておきますね(笑)」とちゃめっ気たっぷりに応じ、会場を和ませた。
話題がタイトルの“大丈夫(ケンチャナ)”が3つ並んでいることに及ぶと、YOUは「例えば一つ目の“大丈夫”が若い世代で、三つ目がシニアだったり。いろんな世代が向き合うことで、全員が“ケンチャナ”になっていく。そんなポジティブな力が伝染していくイメージ!」と独自の解釈を披露。

これに対し、監督は「素晴らしい解釈をありがとうございます!まさに世代間のハーモニーがこの映画の大きなテーマです」と深く納得した様子。続けて「実は“大丈夫”を10回くらい繰り返したかったのですが、長すぎると言われて3回にしたんです(笑)」と明かし、会場は再び和やかなムードに包まれた。
最後に、YOUは「本当に心が洗われるような、楽しくて可愛らしい作品です。見終わったらぜひ、周りの誰かに感謝の気持ちを込めて、“ケンチャナヨ”と10回くらい伝えてくださいね」とコメント。キム・ヘヨン監督は「たくましく生きている少女を通じて、皆さんにも前向きなエネルギーを受け取っていただきたいです。見終わった後、皆さんの顔に幸せなほほ笑みが浮かぶことを、ステージの袖の方でお祈りしています」と観客に呼びかけ、イベントは締めくくられた。
『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』
監督:キム・へヨン
出演:イ・レ、チン・ソヨン、チョン・スビン、イ・ジョンハ、ソン・ソック
提供:KDDI
配給:日活/KDDI
2023 年/韓国/カラー/スコープ/5.1ch/原題:大丈夫 大丈夫 大丈夫!/英題:IT’S OKAY!/102 分/字幕翻訳:根本理恵
ⓒ 2023 TWOMEN FILM ALL RIGHTS RESERVED.
公式X、公式Instagram:@daijoubu_eiga #大丈夫大丈夫大丈夫
4月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開
WOW!Korea提供





