「取材レポ」ソ・イングク「SEO IN GUK JAPAN FAN CONCERT TOUR 2024 [Heart UTOPIA] 」大盛況で終了!「僕にとってのユートピアはファンの皆さんがいるここです!」

歌手・俳優として活躍するソ・イングクが、名古屋・神戸・横浜の3都市をまわる「SEO IN GUK JAPAN FAN CONCERT TOUR 2024 [Heart UTOPIA] 」を開催。HEARTRIDER(ファンの名称)と特別な時間を過ごした。本記事では、11月7日のパシフィコ横浜公演の内容をお届けする。

ツアーファイナルのこの日の会場は、開演前からファンの期待感に満ちあふれていた。場内が暗転し、オープニング映像には一人旅をするソ・イングクの姿が映し出された。リラックスして自由気ままに旅をする姿に見入っていると、突然カメラ目線になって「僕と一緒に旅行行きたい人?」と耳に手をそえて問いかける映像が映し出され、ファンも「はい!」と手を上げ、会場は一気に沸き立つ。そして、映像が終わりステージ中央のビジョンに白く円が映し出された。その円が白い光へと変わると、その光の中から「横浜の皆さん、こんばんは!」と言ってソ・イングクが登場! 「Right Now」を歌いながら、指ハートを見せたり、投げキッスをしたりしてファンを大興奮させる。
歌い終わると、「横浜の皆さん、こんばんは。ソ・イングクです。お会いできてうれしいです」とあいさつ。司会者に「カッコいいですね」と言われるとピースをして喜び、その無邪気な姿にファンも頬が緩みっぱなし。ファンからも「かっこいい!」と声が上がると、その言葉を聞いて、顎の下に手でL字を作って決めポーズ。司会者から「普段からカッコ良さを保つためのケアは欠かせないということですか?」と質問され、「特に管理はしていません。あるがままの姿で参りました」とクールに言い放ち、会場を沸かした。


日本に着いてから何か食べたのかどうか聞かれると、彼は「昨日の夕方にコンビニで売っているキャベツを食べました。すごく美味しいです。野菜が好きなんです」と予想外の答え。その答えに、ファンからは「えー?」と疑われてしまうが、「嘘じゃない!」と日本語で反論。続けて、「キャベツが大好きなんです。昨日はキャベツと鶏の胸肉を食べました。それからプロテインのドリンクを飲みました」と、完全に体型維持のための食事内容を話し、最初に話していた「管理していない」という言葉に疑いの目が向けられる。そんな雰囲気の中でも、彼は「管理してないです」と涼しい顔をして、ファンを笑わせていた。
実際はヘルシーな食事以外に、「うなぎ、鯖寿司、味噌カツ、ラーメン」などを満喫し、「ちょー美味しい!」と日本語で絶賛した。

話題は最新ドラマへ。十二支神を素材で扱った韓国型ヒーローものシリーズ「トゥウェルブ」の撮影中だという彼は「僕は干支の中で猿です」と配役を説明。日本に来る直前まで徹夜で撮影しながらアクションシーンの撮影をし、その際に埃をたくさん吸ってしまったため、名古屋公演では裏声が出なくなってしまっていたそうだ。しかし、横浜公演ではしっかりと声が出ていたと、その場で綺麗なハーモニーを聞かせ、ファンの耳を幸せにした。

今年で日本デビュー11周年を迎え、ファンから「おめでとう!」とお祝いの言葉が送られると、「ありがとうございます」と喜ぶソ・イングク。彼は「振り返ってみると早かったと思います。でも、これからの10年というとあまりにも先すぎて遠いなと感じられます。日本で活動していた11年の間、変わらぬ愛を送ってくださり、そのおかげでステージを共にすることができるきっかけを作ってくださった皆さんにこの場を借りて感謝の気持ちを伝えたいです。それから、これから20周年を迎えると思うので、その時もよろしくお願いします」とコメント。大きな拍手が送られると、彼もハートを作ってファンの拍手に応えていた。
ソ・イングクが付けた今回のツアータイトル「Heart UTOPIA」について、彼は「理由は、『空のかおり』のMVの演出をしたのですが、ディストピアという世の中が滅亡していく中で生きていくストーリーを作りました。その世界観をステージでも共有したいと思いました。でも、ディストピアじゃちょっと・・・って思い、ユートピア。より良い世界作るという意味でつけました。今このステージを共にしている皆さん、HEARTRIDERのみなさんとより良い世界を作って行きたい、この瞬間だけはそんな時間にしたいという思いからハートユートピアにしました」と説明し、「僕にとってのユートピアは、みなさんがいるここです。まさにここが僕にとってのユートピアです」と伝えると、会場から大きな拍手が送られた。

最初のコーナーは、「HEARTVOTE」という2択のうち、ソ・イングクが見せたい姿、ファンが見たい姿を投票で決めてソ・イングクが披露する時間。一つ目は、1.「セクシー・愛嬌顔の3点セット」か2.「ダンス・歌・ラップ」の2択。この2択では、「ダンスに自信がないので」という理由で1を選択。オープニングからこのコーナーが始まるまでにも、さまざまな表情でファンを虜にしていた彼だが、ここではセクシーさとキュートさで、さらにファンの心をキュンキュンさせていた。2つ目はダンスに自信がないと言っていたが、チャレンジダンスの「たけのこダンス」に挑戦することに。頭の上に両手を伸ばして山のような形にして上下する簡単なダンスだったため、彼も「簡単だね」とニコニコしながら披露。あまりにも可愛い姿に、ファンから「もう一回」というコールが上がり、彼もファンに「一緒に踊って!」とファンも巻き込んで「たけのこダンス」! 観客みんなで「たけのこダンス」をしている光景を見たソ・イングクは「素晴らしいです! 一緒にやってくれてありがとうございます」と目を輝かせて感動していた。
「どちらのセリフを言ってほしいか?」という2択では、ドラマ「応答せよ1997」の「マンナジマカ(断ろうか)」か「星から降る一億の星」の「カルチョジョ(教えて)」という名セリフ。ファンの投票では「星から降る一億の星」が多かったが、今回はファイナル公演ということで、2つとも披露してくれることになった。スポットライトが当たり、真剣な眼差しの表情がクローズアップされると、会場は静まり返る。そして、「マンナジマカ」と韓国語で言った後に、「付き合わない方がいい」と日本語でも披露し、その言葉にファンは大興奮。「星から降る一億の星」の「教えて」も日本語で言い、会場をさらに沸かした。
日本語のセリフにファンが喜ぶと、彼は「だったら、日本のドラマに出ないとですね。機会があれば日本のドラマに出たいと思います」と話し、会場からは期待の拍手と声援が沸き起こった。
最後は「エディ笑顔」か「ケジュギ笑顔」かの2択で、彼は「両方やってみたんですけど、『ケジュギ』の方があまり恥ずかしさがなかったので(笑)」と、「ケジュギ」をすることに。ここでは、この可愛い姿を写真に収められるフォトタイムも設けられた。
このコーナーで投票した投票ボックスから抽選してグッズが当たるプレゼントコーナーも実施。彼が抽選ボックスに手を入れて、ぐるぐるとかき混ぜていると、突然日本語で「萌え萌えきゅん、おいしくなーれ」と言って抽選時間でさえも愛嬌を振り撒いてファンを喜ばせていた。

続いて、「HEART BINGO」というコーナーがスタート。これは9作品の裏に書かれているミッションをして、ビンゴのように縦横斜めの3作品のミッションすべて成功できたら抽選で6名のファンにプレゼントが贈られるというもの。ファンから「ファイティン!」と声が上がると、「頑張ります!」と日本語で気合いを入れ、いざミッションへ。まずは、右下の「ショッピング王ルイ」を選択。その作品の裏には、「ワニワニパニック」が書かれていた。ワニの歯を押して、ワニに噛まれなければ成功というゲームだが、噛まれる恐怖を感じている彼は顔をしかめながら挑戦。名古屋公演では3回連続でクリアだったが、横浜は2回クリアでOKということに。1回目を無事に成功させ、2つ目の歯を選択する前に、人差し指に息を吹きかけると、ワニの歯に指を添えて、顔を背けながらゆっくり押して大成功。ファンの大きな拍手に包まれながらガッツポーズで上腕筋をアピールして喜んでいた。
2つ目の作品は「星から降る一億の星」を選択。台に置かれたピンポン玉をワイングラスで被せ、ぐるぐると回してピンポン玉を浮かせて、別のグラスに3つ入れれば成功というミッション。1つ目が成功すると会場も司会者も大盛り上がり。そんな中、ソ・イングクは司会者が見ていない隙を狙ってピンポン玉を手でグラスに入れる“魔法”を使う。ファンがくすくす笑う中、なんとか司会者を誤魔化すことができたソ・イングク。最後の1個も成功し2つ目のミッションもクリアできた。
3つ目の作品は「ナイショの恋していいですか!?」を選択。これには、空から降る星をお箸でキャッチするというもの。名古屋では菜箸での挑戦だったが、難易度が高かったため、普通サイズのお箸に変更。一度練習することになり、司会者が花びらをばら撒く瞬間、ソ・イングクが箸を突き出すと、なんと大量に掴むことに成功! 「コツを掴んだ」と自信満々でいざ本番へ。司会者が花びらをばら撒くと、箸で掴もうと必死になるが無惨にも花びらはすべて床へ落ちてしまう。しかし、“魔法”を使えるソ・イングクともあり、司会者が花びらを集めてさらに宙へ撒き散らす。すると、箸がエックスになって持った状態の上に1枚だけ花びらを乗せることに成功! なんとか、ビンゴをクリアさせて6名にプレゼントすることができた。

(2ページに続く)

2024.11.18