「取材レポ」ソ・イングク「SEO IN GUK JAPAN FAN CONCERT TOUR 2024 [Heart UTOPIA] 」大盛況で終了!「僕にとってのユートピアはファンの皆さんがいるここです!」

この日は、ドラマ「応答せよ1997」のイ・シオンもサプライズで登場。客席で見ていたイ・シオンをソ・イングクがステージに呼び込み、デビュー11周年をお祝いすることもあった。
司会者がポケットから赤いブレスレットを出し、ソ・イングクに渡してつけると「運命の糸」を披露。この赤いブレスレットは、急遽抽選でプレゼントするという提案までしてファンを喜ばせた。
続いて、韓国ミュージカル「モンテクリスト伯」になったソ・イングクは、真っ白な衣装で登場。真っ赤な照明に包まれながら、「お前たちに贈る地獄」を力強く歌い上げた。普段よりも低めの声で、「初めまして、私はモンテクリストです」とあいさつ。ミュージカルを経験したことについて聞かれると、彼は「ミュージカルをしながら本当に多くのことを学びました。演技でも歌でもキリがないということを切実に感じました。舞台の上で演技をするということに楽しさを感じました。またミュージカルをやりたいです。実は楽屋で代表にミュージカルをやりたいと言っていたんです。日頃からミュージカルの歌の練習をしています。必ずまたミュージカルに出演するので見に来てください」と話し、ファンの期待を高まらせた。
ミニアルバム『SIGnature』の話題になると、タイトルについて「プロデュースからたくさん参加しました。今までも参加していましたが、このアルバムの場合は特にたくさん参加させていただきました。アルバムには僕の考えが込められていますし、ミュージックビデオの演出もしました。作業をしながらなんとかして自分自身を見せたいと思いました。SIGは僕の名前の頭文字になっています。そういった意味で、ソ・イングクのシグニチャー、ソ・イングクの音楽、ソ・イングクの作品であるという意味が込められています」と説明した。アルバムをどんな時に聴いてほしいかと聞かれると、「朝起きたら『Right Now』を聴いて始まり、学校に行く、仕事に行くときはドアを開けて行くので、『空のかおり』を聴きながら始まり、活気が必要だなと思った時に『Galaxy』を聴きます。その後に、1日が終わってから帰りに『君という花』を聴きます。夜は雰囲気のある、ムードのある夜に『運命の糸』を聴きます。皆さんにとってこのアルバムは皆さんの日常を共にするアルバムになってくれたら良いなと思っています」と伝えた。

イベントの後半では、ソ・イングクの歌声を満喫できるライブの時間へ。
大人の色気がにじむ「Out of time」、爽やかなギターサウンドと伸びやかな歌声が魅力の「空のかおり」、テンション高まる「Galaxy」を続けて披露し、会場を盛り上げた。
また、以前から好きな曲だったという松田聖子の「青い珊瑚礁」をカバーすることも。片足ずつ左右に動かしながら、あの頃のアイドルのように可愛くステップを踏み、サビの部分の「♪あ〜あの島へ〜」では客席に人差し指を向けてとびっきりの笑顔。そのままハートを作って、ファンのハートを蕩けさせた。
90年代の日本の曲が好きだという彼。尾崎豊の「I LOVE YOU」や平井堅の「瞳をとじて」などをアカペラで歌ってくれることもあった。彼は「名曲が多いですよね。僕の歌も時が過ぎた後に名曲として残ればいいなと思いながら作業をしています」と話した。
しっとりとした雰囲気の中、「最後の曲です」と伝えると、会場からは「えー! やだー!」という声が。この反応に彼も「ちょーやだー、ちょーやだー」と日本語で残念がりながらも、最後に「君という花」を披露。温かみのあるギターサウンドに乗せて優しい歌声を届け、歌い終わってから両手でミニハートと投げキッスをしてステージを去ると、大きな拍手が送られた。彼に送られたその拍手はすぐにアンコールを求める手拍子に変わり、「ソ・イングク」コールが起こる。
ファンの熱い思いがソ・イングクに伝わると、「準備できましたか?」と声だけが聞こえ、ステージ中央のビジョンに笑顔のソ・イングクの姿が現れた。バックステージからステージまでを移動する姿が生中継で映し出されると、「My Baby U」を歌いながら登場。ファンも「エギヤ!」と叫んで大盛り上がり。ソ・イングクがカメラに向かって、チュッとして愛嬌を見せると、会場の熱気は高まるばかり。

ファンと楽しい時間を過ごした彼は「11年経ちました。日本で活動している間、本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。今思うと本当にたくさんのことを皆さんと一緒にやってきました。今この横浜というすごいステージで皆さんと共に過ごしているのも不思議です。僕が11年間活動できたことは皆さんのおかげだと思います。いつも嬉しい表情で僕のことを迎えてくれて、僕の作品と音楽を愛してくれてありがとうございます。そして、僕と関連するファンミーティングやアルバムのプロモーションなど、僕と会える場所を大切な思い出だと思ってくださりありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えた。
続けて彼は「日本でこのように活動しながら、皆さんには最後までかっこいい姿を見せたいと思いました11年間活動している間、太らずに帰るのは初めてだと思います(笑)。僕が思うに体重が落ちているとだと思います。キャベツだなんて、鶏の胸肉だなんて(笑)。日本にはたくさん美味しいものがあるのに。でも美味しかったことは美味しかったです(笑)。最後まで素敵な姿を見せたかったのですが、よく見えないかもしれませんが、きょうのTMIを話したいと思います。よりによってニキビができちゃったんです」と正直に明かし、ファンを笑わせていた。
最後に「今日一緒に過ごしてくださる皆さんは僕にとって大切な人です。これからも今のようによろしくお願いします」と伝えると、「All for You」のステージへ。ここでは、客席に降りてファンと急接近! 客席も笑顔であふれ、この日一番の盛り上がりを見せた。そして、ステージに戻ったソ・イングクは、「また会いましょう。横浜のファンの皆さんありがとうございました。次に会うことを約束し、Bye!」とあいさつ。手を振りながら、下に下がって姿が見えなくなっていき、頭が見えなくなった時点で終わりかと思いきや、また這い上がって顔だけを出して驚かせることも。
約2時間半に渡って行われたファンコンサートは、心に響く歌声、人懐っこいキュートな笑顔、笑いの絶えない小気味良いトークを繰り広げ、最後の最後までファンを楽しませてくれた。

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2024.11.18