【単独インタビュー】「Lapillus」、今回のライブの見どころは「ダンスカバー&チャレンジとソロステージ」

実力派スーパーガールズグループ「Lapillus」が、今月2日から東京、21日から大阪で来日ライブ「Lapillus 2024 PREMIUM LIVE IN JAPAN SHOW:ASCEND」開催。

東京公演中の「Lapillus」に会い、メンバーについて詳しく紹介してもらった。

Q.まずはグループの紹介をお願いできますか?

シャナ:私たち「Lapillus」というグループ名は、光の方向によって色が変わる宝石という意味のラテン語です。私たちは韓国、アメリカ、フィリピン、日本の4カ国の国籍の女の子たちが集まって結成されたグループです。すごくパワフルで最高にかわいいので、ぜひ一度見てみてください
ソウォン:そして私たちはメンバーそれぞれ個性があふれて服を着るスタイルもみんな違うのですが、そのような個性がステージにもたくさん現れようです。自分のスタイルがそのままステージににじみ出ているので、ステージでもメンバーの様々な魅力をご覧になれると思います。


Q.メンバーそれぞれの紹介を、隣にいるメンバーが順番にしていただけますか。

ユエ:ソウォンは「Lapillus」のラッパーで、チームのアイデアバンクです。とても賢く、歌詞や振り付けを素早く覚えることができます。メンバーへの気配りができる温かい魅力を持っています。
ソウォン:シャナさんはリーダーとしていつも私たちに的確なアドバイスをしてくれます。普段から計画的に行動するタイプで、時折見せる神秘的な魅力が本当にステキです。
シャナ:ハウンは年齢は若いのに、とても忍耐強くて素晴らしいメンバーです。普段は普通の高校生ですが、大人っぽい面もあり、リーダーの私からして安心感を与えてくれます。かわいらしくもあり、時々驚かされるような行動で笑わせてくれることもあります。それでも、やるべきことがある時は痛みを見せずに全力で取り組むので、本当にかっこいいと思います。
ハウン:ユエ姉さんは正直、韓国語が完璧ではありませんが、そのことが逆に魅力的です。ステージ上では完璧なパフォーマンスを見せてくれる彼女が、少し不器用な韓国語で話すと、そのギャップがとてもかわいく、かっこよさとかわいさが同居しています。

Q.メンバーの国籍が非常に多様ですが、どのようにして集まることになったのか教えてください。韓国以外のメンバーは、どのようにしてK-POPアイドルを目指すようになったのかも気になります。

シャナ:私たちはサバイバル番組で選ばれたわけではなく、普通に事務所の練習生として集まりました。一緒に練習生生活を送り、月末評価を受けながら最終的に選ばれて現在の「Lapillus」になりました。アイドルを目指したきっかけは、日本にいた時にサバイバル番組を見て、あんなかっこいいステージの裏で一生懸命努力する姿に感動したからです。私もそんな人になりたいと思い、挑戦しました。
ユエ:私が歌手を目指したのは、昔からK-POPが好きだったものの、K-POPアイドルになりたいとは思っていませんでした。しかし、2019年のKCONで「SEVENTEEN」、「fromis_9」、「ITZY」などの先輩方のステージを見て、その姿に心を打たれ、私もアイドルになりたいと思うようになりました。ロールモデルは「BLACKPINK」先輩と「BTS」先輩です。

Q.最近、日本でもK-POPアイドルを目指す若者が増えています。外国籍のメンバーは、韓国という新しい環境でアイドルになるまでにどんな困難があり、それをどう乗り越えましたか?韓国人メンバーは、文化の異なる外国人メンバーと共に活動する中で努力した点があれば教えてください。

ユエ:外国人として一番大変なのは、両親に会いたくなることだと思います。また、言語が異なるので、初めて韓国に来たときは韓国語が全く話せず、事務所のスタッフやメンバーたちの会話を理解できずに苦労しました。でも、その後はメンバーたちが本当にたくさん助けてくれました。メンバーたちは英語が流暢ではないのですが、ジェスチャーを交えながら知っている英語を駆使して状況を教えてくれました。そうした努力のおかげで、困難を乗り越えることができました。
シャナ:私たちのグループは、それぞれ異なる個性を持っているのが魅力ですが、時には意見が完全に食い違うこともあります。そんなときは、「なぜそう思うのか?」と考え、その人を理解しようと努力します。意見の衝突があっても、だからこそ視野が広がり、思いもよらなかったアイデアが生まれることがあります。そうやってお互いに学び合い、さらに成長しているように思います。
ソウォン:人は会話を通じて多くのことを知るようになります。そのため、外国籍のメンバーたちと一緒にご飯を食べたり、遊びに出かけたりしながら、本当にたくさん会話をしました。そうした努力によって、お互いの文化や考え方の違いを理解し、大きなトラブルなく協力し合ってきたので、大きな困難は感じなかったようです。
ハウン:私は幼い頃からこの仕事を始めたので、正直言って色々と困難がありました。特に幼い頃は未熟だったため、人を見る目がまだ養われておらず、小さな悩みが生じることもありました。それでも、この仕事は私がやりたいことであり、得意なことなので、楽しもうと思い、そのようなことも自然に受け入れて楽しんできたと思います。

Q.「Lapillus」の音楽は韓国語だけでなく、スペイン語や日本語でも楽曲をリリースしていますが、複数の言語で歌う際に難しかったことや面白かったエピソードはありますか?

ソウォン:他国の言語なので、その意味を正確に理解できず、どのようなリズムやトーンで歌えばよいのか難しいと感じることがあります。自分なりのリズムで歌ってしまったとき、その言語を話せるメンバーが笑ったりすることがあります。そうしたことをきっかけに、笑いながら楽しく教えてもらいながら学びました。
ハウン:普段使っている言語ではないので、混乱して難しく感じることも多かったです。でも、その言語に堪能なメンバーを見て学びながら、スムーズに進めることができました。

Q.今回の日本でのライブ準備にあたって、日本人メンバーのシャナさんから助けられたことはありますか?また、シャナさんから学んだ中で印象に残っている日本語があれば教えてください。

ハウン:私は、ステージが終わった後に日本語で感想を言う場面があるのですが、その時に使える単語をいくつかシャナさんが教えてくれました。その中で一番記憶に残っているのは「もっともっと」という言葉です。
ユエ:もともと事務所では日本語を教えてもらう機会がなかったため、全く知らない状態でした。でも今回で日本に来るのは3回目で、日本のLapis(「Lapillus」のファンの名称)の皆さんともっとコミュニケーションを取りたくて、自分で日本語を学びました。また、ステージでのコメントやリアクションも重要なので、そういった部分もシャナさんに尋ねました。一番印象に残っているのは「楽しかったです」と「ドキドキ」です。「ドキドキ」は特に発音がかわいくて、記憶に残ります。
ソウォン:私はシャナさんから少し日本語を習いました。シャナさんが韓国語で文章や単語を話して、それを私が日本語で話すという過程を繰り返す中で、新しい単語や日本語表現をたくさん学ぶことができました。私も「ドキドキ」が好きですが、他に選ぶとしたら、「ワクワク」が似た意味合いでかわいくていいと思います。

Q.メンバーの皆さんは、今回のライブの前に日本に来たことはありますか?日本でやってみたかったことや、食べてみたかったものがあれば教えてください。

ハウン:以前日本に来たとき、みんなでディズニーランドに行ったことがあります。今回はまた日本に来られたので、ぜひディズニーシーにも行ってみたいです。
ユエ:今回で日本に来るのは3回目ですが、今まではいつもクリスマスとは違う季節に訪れていました。今回はクリスマスシーズンに近い時期なので、ぜひクリスマスマーケットを探して行ってみたいです。
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2024.11.07