歌手ナ・フナ、引退を公式化「もうピアノの前には座らない」

全国ツアーコンサートを最後に「マイクを置く」と宣言した歌手ナ・フナが、引退の意思を明確に明らかにした。

ナ・フナは27日午後3時、インチョン(仁川)ソンド(松島)コンベンシアで全国ツアーコンサート「2024 ありがとうございました-LAST CONCERT」仁川公演を開催した。

去る2月にナ・フナは「今回の全国ツアーが自身の最後のコンサートになる」と予告して注目を集めた。ただ、コンサート活動だけをやめるのか、歌謡界を完全に離れるのかについては明確に明らかにしていなかった。

こうした中で行われた全国ツアー最初の公演でナ・フナは、観客に向かって「辞めたら寂しいかい?」と尋ねた。客席から「はい」という答えが出ると、彼は「だから辞めるんだ」と引退意思を明らかにし、「『辞めてもいいよ』『じゃあね』とみなさんが言って寂しがってくれなかったら僕が寂しいじゃないか」と話した。

ナ・フナは健康問題で歌手活動をやめるのではないと明かした。彼は「YouTubeを見たら、ある占い師は私が来年死ぬと言い、また別の占い師は私が病気だと言ったが、信じないで。今年2月に血液検査を含めた25種類の検査をしたが何にも問題がなくて医者がびっくりしたほど」と話した。

ナ・フナは「これからは行ったことのないところに行ったり、食べたのことのないものを食べ、見たことのないものを見ながら生きていく」と話した。さらに「もうピアノの前には座らないし、ギターにも触らない。本は読んでも文章は書かないし、日記も書かない」と話した。


以前公開した手紙で「引退」という表現を使わずに「マイクを置く」とだけ書いた理由も明かした。「引退という言葉をなぜ使わないのかというと、その言葉が嫌いだから。まるで押し流されるような感じだから」とし、「私はまだできる(できるのにやめる)んだから、“マイクを置く”と言った」とした。

また「『芸能界に首を突っ込むんじゃないか』『誰かに曲でも書いてあげるか』という人もいるが、僕は後輩歌手たちをよく知らない。YouTubeに出てる話も全部ウソ」と明らかにした。

ナ・フナは27日午後7時30分と28日午後3時に仁川で追加公演を開く。以降、5月11日チョンジュ(清州)文化体育館、5月18日にウルサン(蔚山)のドンチョン(東川)体育館、6月1日にチャンウォン(昌原)の昌原室内体育館、6月15日にチョンアン(天安)のユ・グァンスン(柳寛順)体育館、6月22日にウォンジュ(原州)の原州総合体育館、7月6日にチョンジュ(全州)の全州室内体育館で、ツアー日程を続ける。下半期の公演日程は今後公開される予定だ。

WOW!Korea提供

2024.04.28