12年間にわたり学校暴力(いじめ)の被害に遭っていたことを明かしてきたユーチューバーのピョ・イェリムさんが死亡し、自殺をした背景について、暴露系YouTubeチャンネル「カラキュラ探偵事務所(以下カラキュラ)」とはまた別のユーチューバーAさんが論争を起こしている。カラキュラは、ピョさんを自殺に追い込んだ“張本人”としてAさんを名指しし、これにAさんは「法的攻防に遭い、彼女が危機感を感じて自殺をしたものと思われるが、私たちが犯罪行為で被害を受けたのであって、誤ちはまったくない」という立場だ。
11日、警察によるとピョさんとAさんは、実際にことし7月の争い以降、告訴合戦をしてきた。ピョさんはAさんから名誉毀損(きそん)、侮辱など3件の容疑で刑事告訴され、民事訴訟も1件起こされた。Aさんも、ピョさんからストーキングなど7件の容疑で告訴された。ピョさんに対する告訴の件は、本人が亡くなったことにより“公訴権なし”で終決されるものと思われる。
ピョさんとAさんが初めて会ったのは、ことしの7月だ。2人は当初、いじめの被害者連帯をしようとしたが、意見の相違で争うことになった。この過程で、ピョさんはAさんの過去の犯罪歴を他人に知らせ、Aさんはこれに対する問題を提起し、事実的時名誉毀損の疑いでピョさんを告訴した。その後、2人が争う過程でピョさんもAさんをストーキングなどの疑いで告訴し、YouTubeやコメントなどインターネットを通じて攻防してきた。
Aさんは、ピョさんが自分に対するうその主張について立場を表明するために映像を制作しただけで、誹謗(ひぼう)の目的はなかったと主張している。彼女は、「私がピョさんをストーキングしたという主張はうそだ。テキストメッセージ、カカオトークメッセンジャーの内容をすべて公開することができる」とし、「ピョさんを色仕掛けで男から金品を奪う女性と扱ったり、ピョさんのいじめ被害はうそと言った事実もない」とした。(2ページに続く)