韓国ドラマ「愛だと言って」OSTのチェ・ユリ「Love Without Pain」を聴いてみた。


韓国ドラマ「愛だと言って」OSTのチェ・ユリ「Love Without Pain」を聴いてみた。

韓国歌手「チェ・ユリ」は、2018年に『第29回ユ・ジェハ音楽競演大会』に出場し大賞を獲得後、2020年にアルバム『Shape』で歌手デビュー。同年には2つのシングル曲とミニアルバムを制作し、その後も6枚のミニアルバムとシングルをリリースするなど、精力的に活動しているシンガーソングライターである。デビューアルバム『Shape』は韓国歌手「IU」がSNSで紹介したことで、「IUが言及した歌手」として「チェ・ユリ」の存在が話題になったりもした。

また、韓国ドラマ「海街チャチャチャ」を始めとして、ドラマ「39歳」「流れ星」など、これまで7つのドラマにOSTで参加している。

今回紹介するのは、先月からディズニープラスで配信されている韓国ドラマ「愛だと言って」のOST「Love Withput Pain」。劇中OSTとしては一番最後に配信されたOSTで、チェ・ユリの曲としては珍しく自作曲ではない曲だ。

この曲は劇中で主人公ドンジンの元恋人であるミニョンのテーマソングでもあるが、ドンジンと何とも言えない関係に陥るもう1人の主人公ウジュを交えた3人の感性を表したバラード曲でもある。

原題は「苦しい愛にはならないように」。「恋をすることができなかった それは贅沢なことだったから だけど君を知って 私(僕)の世界が止まった 長い間自分に留まっていた痛みが 私をせきとめても 何も言わず 私を抱きしめてくれた君 苦しい愛にはならないように願ってる」
クラシックギターの伴奏と、チェ・ユリの優しい歌声がこの曲の歌詞をより一層切なく、一方で温かくもさせる。ドラマのシーンによって、時に実らない恋を思うミニョンのテーマソングに、好きになってはいけない人に恋をしてしまったウジュのテーマソングに、突然現れたウジュと長年の恋人であったミニョンの登場に心を振り回されてしまうドンジンのテーマソングになる。

曲だけ聴いても非常に共感を得られるラブソングだが、ドラマとあわせて聴くことでこの曲をさらに深く理解できるように思える。ディズニープラスで絶賛配信中なので、機会があればぜひ曲とともに鑑賞してほしい。

WOW!Korea提供

2023.03.24