29日、韓国のKumho Cultural Foundationによると、ハン・イェウォンは27日(現地時間)、スペインのバルセロナで閉幕した今回のコンクールで1位と共に3部門での特別賞(マドリッド王立劇場特別賞、カザフスタンAstanaオペラ劇場デビュー特別賞、スペインPeralada Castell Festivalデビュー特別賞)等を受賞した。1位の賞金2万5000ユーロ(韓貨で約3357万ウォン)と、スペインのリセウ大劇場の契約機会が与えられた。
テノール・ヴィーニャスコンクールは、スペイン出身テノールのフランシスコ・ヴィーニャスを讃えるために1963年に創設された大会だ。満33歳以下の若い声楽家らを対象に1~3年周期で開催される。歴代の韓国人優勝者としては、ソプラノのチョ・スミ(1985年)、キム・ソンウン(1991年)、チョ・ギョンファ(1996年)、テノールのキム・ウギョン(2002年)、韓国系カナダ人のカウンターテナー であるイ・ドンギュ(2006年)、ソプラノのソ・ソンヨン(2010年)、パク・セヨン(2014年)、テノールのキム・ジョンフン(2014年)がいる。
今年の予選では全世界19か国547人の声楽家らが志願した。本選は22日に始まり1次本選と準決戦を通じて17人の声楽家が決戦に進出した。2位はソプラノのユーリヤ・メルクディノバ (ウクライナ)、3位はソプラノのアン・カトリン・ニムチェク (ドイツ)となった。
ハン・イェウォンは2021年にKumho Young Artist Concertでデビューした。ソウル大学学士を卒業し、2021年大邱声楽コンクール大賞、光州声楽コンクールで1位に。2020年国立オペラ団声楽コンクール金賞、KBS KEPCO MUSIC COMPETITION金賞、The Central Conservatory of Music1位、韓国声楽家協会国際声楽コンクールでも1位を独占した。2022年にはドイツのNeue Stimmen コンクールで3位を受賞。国立オペラ団スタジオを修了したソプラノ歌手ハン・イェウォンは、スイスチューリッヒのオペラハウススタジオに合格し2022年8月から活動している。
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