2020年2月、全世界を新型コロナウイルスパンデミックが襲い、その状態が2年間続き、文化産業が多大な打撃を受けた。
国内ミュージカル界も強い”ソーシャルディスタンス政策”によって、公演会場での鑑賞が制限的となり、関連産業は大きな損害を受けた。
そんななかでも幸い、NAVER(ネイバー)など大型プラットフォーム企業では新型コロナウイルスで非対面トレンドが拡大し、無観客公演が増えたことで、オンラインで観客によりリアルに会うことができるようになったが、ほとんどのミュージカル関係者は大きな苦痛を受けていた。
2022年がスタートし、世界の新型コロナウイルス防疫が緩和されながら、韓国のミュージカル界も活力を取り戻している。”ウィズコロナ”の後、文化公演チケットの売り上げが37倍に高騰、韓国ミュージカル界の大作が相次いで公演を再開し、正常化しつつある。
2022年7月15日、CJ ENMグローバルとミュージカル制作会社High-end & Coreは戦略的パートナーシップ業務協約(MOU)を締結し、High-end & CoreのミュージカルIP(知的財産権)を活用しながらNFT開発、オン・オフライン広報、マーケティングおよびコマース事業などを推進。CJ ENMグローバルが運営するソウル市のスタジオを相互共有してミュージカル関連のK-コンテンツ開発事業を推進することで両者が合意した。
High-end & Coreは大型ミュージカル「レ・ミゼラブル」、「エドガー・アラン・ポー」、「風と共に去りぬ」などのIPを所有。2022年8月3日から8月7日まで「ナポレオン」死後200年となるオリジナル韓国公演「ナポレオン献呈コンサート」が開催される予定だ。
High-end & Coreの関係者は「2020年から新型コロナウイルスの影響でミュージカル公演は、非常に厳しい状況だった。しかし、厳しい状況にあっても会社を信じ、耐えてくれたスタッフと俳優たちがいたからこそ、危機を乗り越えることができた。10数年間、ミュージカル制作会社として活動しながら、海外のミュージカルをそのまま再現するのではなく、新たに再解釈して韓国の情緒に合わせて制作している」とした。
また、「新型コロナウイルスパンデミック後、ミュージカルビジネスも新たな転換を模索しなければならないと考えている。今回『ナポレオン献呈コンサート』のチケットをNFTで発売し、わずか4分で完売した。今後、10数個のミュージカルIPを活用し、さまざまなビジネスにつなげていく予定。CJ ENMグローバルと共にHigh-end & Coreが保有するIPをNFT開発とオン・オフライン企画、広報、マーケティング、コマースを連携した収益事業を推進し、韓国を超えてグローバル拡張のため協力していく」と伝えた。
CJ ENMグローバルは2021年11月から準備してきたK-コンテンツ制作事業を進行中で、現在ソウル市に約200坪のスタジオを運営。CJ ENMグローバルで開発中の音源主体プラットフォームグローバルオーディションプラットフォーム「FIND SINGER」と連携し映画、ドラマのOST(オリジナル・サウンドトラック)を制作して音源著作権事業を進め、音盤、映像、アーテイストたちのデジタル作品をブロックチェーン基盤のNFT事業を進めている。
CJ ENMグローバルが制作する映画、ドラマ、音源などK-コンテンツをブロックチェーンと連携した事業に積極活用する事業を進行するという関係者の言葉どおり、2020年2月の新型コロナウイルスパンデミック以降、全世界がK-コンテンツに熱狂する現時点にK-コンテンツをNFTと連携する事業を推進するCJ ENMグローバルに多くの関心と期待が寄せられている。
WOW!Korea提供