グループ「EXO」の元メンバークリス（ウー・イーファン（呉亦凡）・カナダ国籍）が、逮捕されて約10ヶ月ぶりに裁判を受けた。
11日、中国官営通信新華社によると北京市、朝陽区人民裁判所は10日、クリスの強姦および集団淫乱事件に対して審理を進行した。
裁判は被害者の私生活保護次元で非公開で開かれたし、裁判所は今後、法により日程を定めて刑を求刑すると伝えられた。
先立って昨年7月、クリスの元恋人Aさんが、現地メディアとのインタビューを通じてクリスの性犯罪を暴露した。 Aさんは、クリスが歌手スカウトのための面接、あるいはファンミーティングを口実に出会いを要求して女性たちを性的暴行し、自身を含め被害者が8人を超え、その中には未成年者も2人含まれていると主張した。
このような暴露が広がるとすぐにクリスをモデルに使っていた企業らは広告物を削除した。 一部企業は契約解約手続きに突入した。
これに対しクリスは、自身のウェイボーを通じてAさんの主張を否定した。 彼は疑惑が事実の場合「自分の足で刑務所に入る」と、くやしさを訴えた。 クリスの現地所属事務所も事実無根とし、法的対応を予告した。
だが、クリスは同月31日、強姦容疑で刑事拘留（逮捕と類似）された。 翌月である8月16日、人民日報の報道などによると、北京市朝陽区人民検察院は、クリスを強姦容疑で正式拘束したと伝えた。
中国は性的暴行事件に対して3年以上10年以下の懲役を宣告できるようにしている。 特に未成年者への性的暴行は、死刑まで宣告することができる。 中国内外では、起訴内容が事実ならばクリスが10年刑を宣告されて服役した後、追放されるという見方も出ている。
一方、クリスは中華圏で活動中の中国系カナダ人の歌手であり俳優。 2012年にグループEXO-Mのメンバーでデビューしたが、2年間活動した後、当時所属していたSMエンターテインメントを相手に専属契約無効訴訟を起こして中国に行った。
