韓国俳優キム・ウビンが、セウォル号沈没事故で犠牲になった自身のファンへ直筆の手紙を贈った。

キム・ウビンの所属事務所サイダスHQの関係者は15日午後、韓国メディアの取材に「当時、セウォル号に乗船していた学生から事故1周忌を前に、キム・ウビンのファンだった犠牲者学生へ何か贈り物がしたいと連絡がきた」と説明。これを聞いたキム・ウビンは、学生の願いを快く聞き入れたという。

このエピソードは、学生がキム・ウビンから受け取った手紙をインターネット上に公開したことで知られることになった。

「とても明るく、可愛い（犠牲者の名前）へ」という文で始まる手紙は、「昨日もオッパ（女性から見た年上の男性を指す言葉、ここではキム・ウビン）は君のおかげで、中国でファンミーティングを成功させて帰ってきたよ。君がいる天国は、君が経験したこの場所より、もっと美しいでしょう？この先、時間が流れて僕たちが出会えたときには、必ず写真もたくさん撮って、良い思い出をたくさん作ろう。そのときまで（犠牲者の名前）もオッパのことをたくさん応援していてね。僕も（犠牲者の名前）が天国で楽しく見ることのできる作品をたくさん作るから。君が僕のファンでいてくれて、ありがとう。そして、僕たちがごめん…。すぐに会おう。（犠牲者の名前）、愛してる」（原文まま）と綴られていた。

一方、キム・ウビンが主演を務めた映画「二十歳」は14日までに277万人の観客を動員し、ボックスオフィス上位圏にランクインしている。

WOW!korea提供