記念すべきシリーズ第10弾となるラッパーサバイバル番組「SHOW ME THE MONEY 10」(Mnet)はラッパー・チョ・グァンイルが応募者約2万7000人の頂点に立ち、大盛況で幕を閉じた。
最終回となる第10話は12月3日(金)、午後11時から生放送。ことしはスタジオに観客も入り、現場の観客投票40%+生放送のメール投票60%を合算し、優勝者が決まるというルールだったため、ファンはリアルタイム視聴で投票に参加したわけだが、放送時間は深夜帯。しかも、約3時間にわたり放送されるという長丁場の編成だった。そんな中で、自己最高視聴率1.9%(ニールセンコリア調べ、全国基準)を叩き出したのだから、韓国でのヒップホップ熱がどれだけ高いかがうかがい知れるだろう。
ファイナルステージには、YUMDDA&TOILチームのKoonta、GRAY&MINO(WINNER)チームのBE’O(ビオ)、Gaeko(Dynamic Duo)&CODE KUNSTチームの女性ラッパーSINCEとチョ・グァンイルのTOP4が登場。第1ラウンドは単独ステージ、第2ラウンドはプロデューサーとのコラボステージが展開されたが、第1ラウンドからフィーチャリングアーティストが超豪華だった。
Koontaのステージには、シーズン9で準優勝したMUSHVENOMと3位のLayone、さらにシーズン3、5、7でプロデューサーを務めたThe Quiettまで登場。BE’O のステージにはASH ISLAND、SINCEのステージにはパク・ジェボムとウ・ウォンジェが加勢。特に、パク・ジェボムといえば、「高等ラッパー4」でメンターを務め、最近ではブームを巻き起こした「STREET WOMAN FIGHTER」にもコラボダンサーとして登場しており、Mnetの番組とは何かと縁深い。「STREET WOMAN FIGHTER」のときと同様、今回も目立つことなく、他の演者たちと一体化していたが、あふれ出るオーラは隠せず、強烈なインパクトを残していた。ちなみに、第1ラウンドの現場の観客投票1位はこのSINCEのステージだった。
また、チョ・グァンイルのステージには「Dynamic Duo」が登場。プロデューサーとのコラボステージは第2ラウンドなのに、ここでチームのプロデューサーGaekoがさっそく出るのはアリなのか⁉ と思ったが、「Dynamic Duo」としての扱いだったのだろう。
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