「合同インタビュー」大ヒット映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」ヨン・サンホ監督、コン・ユの熱演を絶賛「演技のトーンが素晴らしかった」

2017.09.04


-「新感染」は臨場感がすごくて終始圧倒されましたが、どこまでがセットで、どこまでがロケだったんでしょうか?
最初、セットはラクにできるかなと考えていたんですけど、韓国鉄道公社(KOREL)に協力を要請し、車両の設計図をいただきたいと言ったら、守秘義務があるし、機密を漏らしてはいけない、と断られ、美術チームが何回もKTXに乗って、実際の長さなどを細かく測って作ることになったんです。それに加え、韓国にある一番大きなセットを借りても、客車2両を作ったら、いっぱいになってしまうぐらいだったので、その2両だけで、あたかも長い車両のように見せるというのが、かなり問題であり、話題になっていたんですが、そういった点でも撮影監督、美術チームのスタッフは苦労していました。
ロケは、ソウル駅の場合、明け方に出発するという設定だったので、夜列車が走っていないときに、借りて撮影をしました。ほかの駅に関しては、昼間の撮影だったので、実名で出てくる駅は流動人口が多いし、そもそも撮影自体が不可能。それに、KTXが走っているところは、高圧電流が流れていて、車両の上からゾンビが落ちてくるシーンなどは、危険が伴ってできないので、閑散とした、静かな田舎の駅を借りて撮影をしました。大田(テジョン)駅として出てくるところは6、7か所でロケをして、映像をつなぎあわせ、背景はCG処理をしています。
でも、映画が公開されてから、韓国鉄道公社がすごく気に入ってくれて、運転士役のチョン・ソギョンさんが、“KTX名誉運転士”に任命されました(笑)。
-“釜山を目指す”となったのは(原題にある釜山行きが示しているところ)、KTX の終着駅という、単に地理的なものだったからでしょうか?
終着駅という地理的な理由からです。終着駅という印象を与えてくれることが大事だと思いました。列車が最後に到着する所が決まっているという点が、まるで終末に向かっていく本作の内容とも重なるからです。それぞれの人生も終わりが決まっていますから、人生の比喩としても終着駅の印象を与えてくれるイメージが大事だったんです。韓国にはいろいろな終着駅がありますが、最も代表的な終着駅と言える釜山(プサン)駅に到着する、
つまり終着駅に向かっていくストーリーという意味で、原題を「釜山行き」に決めました。
-韓国公開後の一般の反応を聞いて、特に監督が嬉しかった反応はどんなことでしたか? また、ブームになっているな、と感じた具体的なことはありましたか?
韓国で予想以上の人気を得たので、以前はゾンビに全く興味のなかった高齢の方々も映画館に観に来て、ゾンビの特徴について話していたのを聞いたと知人が話してくれました。そのような話を聞くと不思議で、面白いとも思いました。 また、小さな子どもたち、特に小学生の間で「新感染」ごっこが流行り、ゾンビを鬼にした鬼ごっこの遊びができたという話も聞きました。かつて、ゾンビ映画は韓国でマイナーなジャンルでしたが、「新感染」がきっかけで普遍的なジャンルになったことがとても嬉しかったです。
-「新感染」は監督自身にとってどんな挑戦でしたか?
僕は変化を嫌う性格で、仕事でも、新しい人と仕事をするのは好きではないし、家の模様替えをするのも嫌いなほどです(笑)。いまだから言えるんですが、「新感染」は自分にとって大きな挑戦になると思ったので、企画の段階で、やめたいなと思ったこともありました。でも、「新感染」を撮ってみて、自分はいままで臆病すぎたのではないかと思うようになりました。それ以降、いろんなお話をいただき、想像もしていなかったような話もいただいているので、これからは上手くやれるのではないかと思っています。

すでに日本でも公開前から、「初っ端から怖いよ! アレも怖いし人間も怖いよ! でも恐怖に打ち勝つのは愛なのだなー。/ヒャダイン(音楽クリエイター)」「こんなにも感動する映画だったなんて! 超人でもなく、武器もない普通の人間が、限られた空間でどう戦うのか。スリルだけでなく人間の醜さや、家族愛を感じられる映画でした。/最上もが(タレント)」「スリル、アクション、感染系映画の好きな要素が全て詰まっている。あるあるネタも満載。それでいて良い韓国の泣ける映画になっている。僕は3回も号泣しました!! 大好きな映画!!/品川祐(お笑い芸人)」と、各界の著名人からアツいコメントが寄せられ、大注目されている「新感染 ファイナル・エクスプレス」。
“泣けるゾンビ映画”と評され、大絶賛される理由が、実際に見れば納得できるはず!

9月1日(金)より全国ロードショー!

取材:Korepo(KOREAREPORT INC)

映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」
9.1(金)東京・新宿ピカデリーほか 全国疾走!!

―時速300kmで疾走する特急列車内でウイルス感染パニックが発生!
極限状況下の人間模様が呼び起こす、破格の興奮と感動に乗り遅れるな!―

ソウル発プサン行きの高速鉄道KTXの車内で突如起こった感染爆発。疾走する密室と化した列車の中で凶暴化する感染者たち。そんな列車に偶然乗り合わせたのは、妻のもとへ向かう父と幼い娘、出産間近の妻とその夫、そして高校生の恋人同士・・・果たして彼らは安全な終着駅にたどり着くことができるのか―?目的地まではあと2時間、時速300km、絶体絶命のサバイバル。愛するものを守るため、決死の闘いが今はじまる。

■タイトル:「新感染 ファイナル・エクスプレス」
■監督:ヨン・サンホ「The King of Pigs」(2012年カンヌ国際映画祭監督週間正式出品)
■出演:コン・ユ(「トガニ 幼き瞳の告発」「サスペクト 哀しき容疑者」)、チョン・ユミ(「ソニはご機嫌ななめ」「三人のアンヌ』)、マ・ドンソク(「殺されたミンジュ」「群盗」)
2016年/韓国/118分/英題:Train to Busan/配給:ツイン

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