「インタビュー」INFINITE エル「キム・ミョンスとしてもエルとしても、多くの人に認められたい」

――俳優達とプライベートで会って親交を深めたりした?

エル:スンホとは猫の話をしてすごく親しくなった。スンホも僕も猫を育てていて、猫に対する情報をたくさん共有した。毛の管理はどうしているかから、おやつは何が良くて砂は何を使ってるのかなど、些細な話を交わした。やっぱり共通の関心事が同じだから、すぐ親しくなることができたようだ。

――賤民イ・ソンのキャラクターに感情変化が多く、劇が進行するほど性格変化が大きい人物だけに、すごく難しかったと思う。

エル:まず子役から成人までこなさなきゃいけなくて。他のキャラクターと違って、賤民から王になる身分変化がある為に、気を遣わなければならない部分が多かった。監督や作家の方とたくさん話をして、イ・ソンというキャラクターを作っていった。賤民から偽物の王になった時は、萎縮して堂々としていられない姿を表現しようとしたし、後ほど劇が進行し、次第に自信を持ち堂々としているようになる王の様子を表現しようと努力した。


――「君主」OST(挿入歌) にも参加したね。自身が出演する作品の挿入曲を歌う気持ちは格別なんじゃないか。

エル:過去出演したドラマ「美男(イケメン) バンド」以後、5年ぶりにOSTを歌った。僕が演じるキャラクターに対してよくわかっているし、ドラマに没頭している状態なので、歌を歌いながらもよく集中出来た。OST録音後、演技しながら歌詞を思い出すと、何故か演技もさらにうまくいく気がした(笑)

――代表的な演技ドルに挙げられるね。演技ドルに対する人々の先入観を意識しないわけにはいかないだろうけど?

エル:人々の先入観自体は仕方ない部分であると思う。良い姿を見せ続けていれば、そんな先入観は自然になくなると思っている。上手くできなければ叱責を受けるのは当然だ。代わりに良い姿を見せれれば、先入観を持っていたとしても「思い違いだったんだな」って気づかせることができる。以前は人々の視線や評価が気になったが、僕がちゃんとしていれば心配することはないことに気付いたんだ。

――アイドル活動と演技を併行することは容易ではないと思うが。

エル:アイドルとして舞台で表現する時と、演技者として作品で表現する時ははっきりと違った魅力を感じる。エルという仮名でステージに上がってパフォーマンスをしたと思えば、キム・ミョンスとしては演技をしてみたかった。写真を取るのが趣味なんだけど、歌でも演技でも写真でも、多様なジャンルで多くの人に認められたいという欲がある。
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2017.08.04