米国バイアコムCBS社傘下のバイアコム・ネットワークス・ジャパン株式会社が運営する世界最大級のユース向け音楽&エンターテインメント・チャンネル「MTV」は、日本時間9月13日(月)にニューヨークのバークレイズ・センターにて開催した「2021 MTV Video Music Awards」の受賞内容を発表いたします。
MTV Video Music Awards(以下、VMA)」は年間の最も優れたミュージックビデオやアーティストを決定する全米最大級の音楽授賞式で、38回目の開催となる今年は、ニューヨークのバークレイズ・センターを会場に豪華アーティストが観客を前に煌びやかなパフォーマンスや受賞の喜びを語ったほか、エド・シーランやアリシア・キーズがリモートでライブ出演をするなど形式で、昨年とは異なり華やかさを取り戻した授賞式となりました。
2021VMAのオープニングを飾ったのは、これまでのVMAでも数々の伝説的なパフォーマンスを披露してきたマドンナです。MTV40周年を祝うコメントで開幕を宣言すると、サプライズにて登場した驚きの演出もあり、会場からの大きな歓声を受け、VMAらしい華やかなムードでイベントがスタートしました。
6年ぶりにVMAにてパフォーマンスを披露したジャスティン・ビーバーは全米シングルチャートで初登場1位を獲得したザ・キッド・ラロイとのコラボ曲「Stay(ステイ)」と、今年3月にリリースしたアルバム『Justice(ジャスティス)』の収録曲「Ghost(ゴースト)」の2曲を披露し、急遽リモートでの出演が決定したエド・シーランはブルックリン ブリッジ パークのトヨタステージにて今年10月にリリースするニューアルバム『=(イコールズ)』から秋の季節にぴったりな新曲「Shivers」を披露し、会場の観客だけでなく世界中のファンを熱狂させました。
またフー・ファイターズは8月に80歳で亡くなったローリング・ストーンズのドラマー、チャーリー・ワッツへの追悼の意を表し、ドラムに"Charlie, RIP."と表記し名曲「Everlong」を含む3曲を披露したほか、VMAのパフォーマーとしては顔なじみとなったリル・ナズ・Xやカミラ・カベロ、ショーン・メンデスらが今年の音楽界を代表するアワードに相応しい迫力のパフォーマンスを披露しました。
気になる受賞の結果は、リル・ナズ・Xが最も栄えある「最優秀ビデオ賞」を受賞し、「最優秀監督賞」「最優秀視覚効果賞」の3冠を達成しました。また、オリヴィア・ロドリゴが新人ながら「最優秀楽曲賞」「最優秀新人アーティスト賞」「最優秀MTV PUSHパフォーマンス賞」とリル・ナズ・Xに並ぶ3部門を受賞しました。また、BTSも「最優秀グループ賞」を含む3部門を受賞し、3年連続でVMAの賞を受賞する快挙を達成しました。
また「アメリカ同時多発テロ事件(911テロ事件)」から20年という節目を迎えた今年は、“アメリカ同時多発テロ事件(911テロ事件)で被害に遭われた方々を追悼するとともに改めて事件への意識を高め、よりポジティブな行動を起こしていけるように”と世界に向けてメッセージ込めて開催。アリシア・キーズがリバティー州立公園のステージから自由の女神を背景に「LALA」「Empire State of Mind」の2曲を、ニューヨークに敬意を表し、圧巻のパフォーマンスを行いました。
イベント中のスピーチではシンディ・ローパーがビリー・アイリッシュの受賞した「ビデオ・フォー・グッド賞」のプレゼンター役としてステージに立ち、「1984年、VMAの最初の年に私はVMAで受賞し、ムーンパーソンを受け取りました。あれから少し状況が変わったように思います。そうね、女の子たちは"fun"(楽しむこと)を求めているだけじゃなく"fund"(資金)も必要としているわ。対等な扱いを。私達の全てを支配する。わかるでしょ、基本的な権利よ。」と彼女の楽曲"Girls Just Want To Have Fun"のタイトルから引用し、女性への対等な扱いについて世の中に語り掛けました。
MTVでは、このイベントの模様を9月19日(日)20時より放送いたします。(再放送あり)
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