「バラコラ」「LOUD」、初の“生放送ラウンド”でP NATIONが3対0の完勝!チームワークの秘訣は共同生活⁉ JYPは早くも2人脱落で7人に…

最後の対決は2つのジャンルを新たなジャンルに誕生させる“クロスオーバー・ミッション”。両社ともエース級が登場し、P NATIONはチョン・ジュンヒョク、チェ・テフン、コウキ、チャン・ヒョンス、ウンフィが選抜され、「EXO」の「Growl」とロックミュージシャン故シン・ヘチョルさんの「Lazenca,Save Us」をマッシュアップした曲でステージを構成。チェ・テフンが全体をリードしながら、ウンフィとチャン・ヒョンスがラップ、コウキがダンスブレイクで得意のクランプダンスを繰り出し、見せ場はチョン・ジュンヒョクの高音パート。表現力も豊かで、目の離せない気迫あふれるパフォーマンスだった。

一方、チームJYPはイ・ゲフン、アマル、ケイジュ、ユン・ドンヨン、パク・ヨンゴンが選抜され、チェ・ベクホのトロット(韓国演歌)「ロマンについて」と「BTS(防弾少年団)の「IDOL」をマッシュアップするという驚きのステージを披露。トロットの歌い方は独特なので、日本人のアマルとケイジュには大変だったと思うが、原曲の感性を最大限表現しようとしていたことに驚いたとJ.Y.Parkも賛辞を送った。

こうして3回の対決が終わり、各事務所評価の脱落者として、P NATIONはキム・ドンヒョン、JYPはカン・ヒョヌの名前が告げられた。そして、リアルタイムで行われたファン投票の結果、P NATIONが3対0の完勝。よって、JYPのファン投票最下位だったパク・ヨンゴンも脱落となった。

詳しい点数差を見てみると、2番目の“同じ曲ミッション”対決は36,679(P NATION)vs24,185(JYP)で1万票以上の差。3番目の“クロスオーバー・ミッション”対決も43,462(P NATION)vs33,616(JYP)と約1万票の差。JYPは絶大な人気を誇るイ・ゲフンに人気急上昇中のケイジュ、安定した人気のアマルをワンチームにしたが、それでも太刀打ちできなかった。なので、言うまでもなく最初の“アイデンティティ・ミッション”対決は50,485(P NATION)vs27,444(JYP)と思ったよりも大きな差がつき、終わってみればP NATIONの圧勝だった。

この“生放送ラウンド”は全てファン投票の結果が反映されるので、この結果は当然といえば当然なのかもしれない。P NATIONの方が、元練習生が5人もいるなど、すでに人気メンバーが揃っているのは確かだ。事前ファン投票の累計結果を見ると、1位イ・ゲフン(JYP)、2位チョン・ジュンヒョク(P NATION)、3位ケイジュ(JYP)、4位ウ・ギョンジュン(P NATION)、5位アマル(JYP)だが、10万票を超えているのはJYPが4人に対し、P NATIONは7人もいるのだ。総合的な人気をみたら、P NATIONの方が勝っているということだ。

しかも、P NATIONはチームとしてのバランスがよく、PSYから非公式リーダーと言われているチェ・テフンが全体をまとめ、エース級のチョン・ジュンヒョク、ビジュアル担当のウ・ギョンジュンと主要ポジションがなんとなくあり、そこにクリエイティブな才能を持つウンフィとダニエル・ジェガル、そして普段はメンバーたちから可愛がられる愛嬌あふれる末っ子ながら、ステージに立つと一際カリスマ性を発揮するギャップのあるコウキなど、魅力的なキャラクターが勢揃いしているのだ。

それに加え、チームP NATIONにはチーム力があった。この日の生放送まで準備期間は3週間だったそうだが、同じ気持ちで、お互いシナジー効果を発揮するため、共同生活をしながら、チームワークを深めていったそうだ。

コウキが日本人一人だけとなり、韓国語でのコミュニケーションも十分ではないので、このチームでどうなることかと思ったが、チェ・テフンとチョン・ジュンヒョクがよく面倒を見てくれているようなので心配無用。コウキも2人に懐いていて、上手くチームに馴染んでいるのが見てとれた。

そんな合宿効果か、息のあったパフォーマンスもそうだが、結果発表を待つのにステージに一列に並んだとき、チームJYPはそれぞれ手の位置がバラバラだったが、チームP NATIONは全員、手を前に組んでいたのだ。些細なことかもしれないが、細かい部分まで統一していたところに団結力を感じた。

また、P NATIONは事務所スタッフが生放送の本番中、応援席でメンバー10人の名前を書いた手作りプラカードを持ち、ロゴの入った旗を振るなど熱い応援を展開。結果発表では涙を見せるスタッフもいるなど、一丸となってこの日を迎えたことが垣間見られ、まさにチームで勝ち取った勝利だった。

この結果をJYPはどう受け止めているのだろうか。次回、P NATIONが9人、JYPが7人で挑む“生放送ラウンド”は、「ビルボードin LOUD」、「ガールズグループin LOUD」、「School in LOUD」ミッションが予告されているが、JYPの巻き返しはあるのか注目だ。

WOW!Korea提供

2021.08.24