ステージが終わった後も「きょう、ダンスについてたくさんの評価をしてきましたが、僕が望んでいるものを全て合わせると、ケイジュのダンス。いや、ダンスを超えて、パフォーマンスになると思います」と大絶賛した。
そして、最後のアピールではPSYが「JYPはすでに日本市場で有名だけれど、P NATIONはほとんど知られていない。誰かの後に続くのか、それとも初めての誰かになるのか選択すればいいと思います」と言えば、J.Y.Parkも「今デビューグループの曲を作っていますが、そこにケイジュのパートがあります」とバチバチだ。
さらに、JYPのキャスティング席ではアマルが“来い、来い”と手招きしている姿もキャッチされ、誰もが固唾をのんで見守る中、ケイジュが選んだのはJYPだった。これまでPSYに競り負けていたJ.Y.Parkは渾身のガッツポーズで喜びを表現していた。
ケイジュは1、3ラウンドはJYP、2、4ラウンドはP NATIONとラウンドごとに心が揺れ動いていたそうだが、ファンの推薦ではJYPが63.2%、P NATIONが36.8%でJYPが上回っていたし、ケイジュにとってはアマルがいるのも心強いだろう。
最後を飾ったのはイ・ゲフンだ。プレッシャーの中で、最後も完成度の高いステージを披露し、J.Y.Parkが「“本当に上手い”とたくさん話してきましたが、“上手い”の上があります。感動的でした。“上手い”にもレベルがあるということを見せてくれました」と最上級の褒め言葉を送った。
面白いのが、ケイジュの取り合いを見ていてそう思ったのか、現段階でP NATIONにも30%の可能性があるというイ・ゲフンがJ.Y.ParkとPSYに、自分を獲得したい気持ちをアピールしてほしいと言ったことだ。プロデューサーたちと駆け引きするとは、相当な自信と余裕だ。
そして、イ・ゲフンは最終的に「背骨になってくれないといけない」と話したJYPを選択。大きな声で、デビューしたい事務所は「JYPです」と力強く答えていたのが印象的だった。このシーンが、この日の瞬間最高視聴率7.5%(平均4.3%=ニールセンコリア調べ)だった。
こうして、両社とも8人ずつキャスティングが確定。この後、保留となっていた参加者の中から、追加キャスティングが行われ、P NATIONは元練習生のチャン・ヒョンスとコウキを指名。コウキはグループのバランス的なことを言われていたが、PSYがグループに入ったときの姿をもう一度見てみたいとチャンスを与え、ギリギリのところで残ることができた。また、元JYP練習生のイム・ギョンムンは名前を呼ばれず、ここで脱落という結果に終わった。
次回から、予告によると6ラウンドから8ラウンドは生放送。JYP vs P NATIONの構図で、デビュー人数を決定する生放送投票がスタートする。勝敗によって脱落者の数が決まるため、両社とも事務所のプライドをかけた対決が展開されることになりそうだ。
なお、今回も最後に発表された事前ファン投票中間集計(8月14日午前基準)では、イ・ゲフンが1位に返り咲き。2位チョン・ジュンヒョク、3位ケイジュ、4位ウ・ギョンジュン、5位アマルの順だった。結局、“キャスティングラウンド”でドンデン返しはなく、P NATIONの練習生はそのまま5人全員、JYPはイ・ゲフンとアマルの2人が残り、彼らが中心となってグループを作っていきそうだ。
WOW!Korea提供