「コラム」韓国料理のナムルをシャキシャキと食べる

健康を維持するために食事はとても大切と理解はしているが、食の欧米化や野菜料理は手間がかかるなどと、日本人の野菜の消費量は若い人を中心に徐々に減少している。だが、韓国の人は食べることをとても大切にし、1日3食しっかり野菜を食べている。韓国料理のお店に行くと、つき出しとしてナムルが何品か出され、少し不思議であった。しかし、ゴマの香りが食欲をそそり、歯ごたえもよく、多くの種類の野菜を美味しく食べられる。特にナムルは家に作り置きするととても重宝である。

 

バリエーションに富む副菜
1日5食の野菜をバランスよく食べることが理想と言われるが、毎日となると難しい。カロリーが低く簡単に作れる副菜があれば良いと思っていたが、実は、そんな都合の良いものはあったのだ。
ナムルは人参、もやし、ほうれん草などの野菜や海藻、山菜をさっと茹でたり炒めたりして和えた韓国の家庭料理である。ナムルのタレはごま油、塩、ニンニク、醤油などで作る。


麺の上にのせたり、ビビンバ、キンパ、チャプチェに応用できるから、作っていくうちに新しいメニューが増えていくだろう。ネットには様々な野菜ナムルのレシピが載りとても楽しい。
野菜サラダに比べると、ナムルは野菜に火を通す事でしんなりしてごま油と塩と野菜の相性もよく、沢山食べることができる。
ニンニクを加えるとさらに味が締まり栄養価も上がる。にんにくのにおい消しとしては、使う個数を薄皮がついたままそれぞれ別々のラップに包み、1片につき500Wで約20秒加熱するという方法がある。食後に牛乳やリンゴジュースを飲んだり、パセリを食べるのも効果がある。

野菜の加熱時間を守り、野菜の水切りをしっかりして、ごま油と和えるタイミングを心得ることがナムルを作るコツだ。
自分好みのタレを調合しながら種々の野菜をシャキシャキ食べて、新しいアレンジ料理も作ってみたい。

文・写真=海山 文美(みやま あゆみ)
生活エッセイスト。東京生まれ。動物の編みぐるみを中心とした編み物作家として活動しながら、ライフスタイル全般を見つめ直すエッセイストとして執筆中。生活に根付いた身近な出来事を書いています。趣味は植物鑑賞、テニス、水泳。

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コラム提供:ロコレ

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2021.08.17