2PMジュノ、間違いなく俳優だ‐映画「二十歳」

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人気アイドルグループ2PMのジュノが、2度目の演技にチャレンジした作品で、「俳優」だということをはっきりと証明した。
ジュノが、25日に封切りする映画「二十歳」で、生活力だけ強いやつドンウ役で、キム・ウビンやカン・ハヌルとともに映画に解け込んだ演技をして注目を集めている。
「二十歳」は、高等学校を卒業後、それぞれ別の道を歩いて行く3人組みチホ(キム・ウビン)、ドンウ(ジュノ)、ギョンジェ(カン・ハヌル)の話だ。
劇中でジュノが演じるドンウは、高校生の時、家の家計が苦しくなり夜昼問わずバイトをしながら塾に通う漫画家志願生だ。夢をかなえるために頑張るが現実という高い壁の前に悩む人物でもある。しかし友達の前ではただの「二十歳の青年」に戻る。バイトをしながらため息をつきながらも、友達の前では「セックス」の話に目を輝かしたり、くだらないジョークにも「妙に説得されるね」などと応じて見せる半端な姿も見せたりする。
だからドンウのキャラクターは、現実とファンタジーを行ったり来たりする演技が必要なキャラクターだ。少し複雑なキャラクターを、ジュノはさりげない演技で表現して観客をストーリーにのめり込ませる。ダサい2:8分けもためらわず、アドリブのギャグもたいしたものだ。「二十歳」がコメディーを志向しているため、主演俳優がどれだくずれた演技が出来るかにかかっている。
「二十歳」のイ・ビョンホン監督やはり、「王子様と言われるアイドルなのにイメージをくずしてすまなかった。しかしすべて忘れてくずれてくれてありがたかった」と感謝の言葉を伝えたりした。
もちろんジュノより長く演技をして来たキム・ウビンやカン・ハヌルに比べれば、多少不足な部分がなくもない。時おり、他の俳優に比べて目立ちすぎたり不自然な部分もなくはない。しかし好評を博したデビュー作の「監視者たち」より大幅に増えた出演分量を、落ち着いて演じたということだけでも「俳優」ジュノの未来が期待できる。
映画「二十歳」は25日封切り予定。

2015.03.22