韓国の映画「モガディシュ」が2021年に公開された韓国映画では初めて観客動員数200万人を突破した。
「映画館入場券統合電算網」によると、7月28日に公開された映画「モガディシュ」(リュ・ソンウァン監督、制作)の観客動員数は、13日午前12時までに200万27人となり、17日間で200万人を突破した。
「モガディシュ」は韓国首都圏と一部地域で「社会的距離の確保」措置第4段階施行により、映画館の営業時間が制限される状況のなかでも、観客から大きな人気を集めている。韓国映画の観客動員数200万人突破は、去年8月に公開された「ただ悪から救ってください」以来1年ぶりの快挙。これは停滞している映画界に活力をもたらすという点で大きな意味を持つ数字だ。
この日、「モガディシュ」に出演したキム・ユンソク、チョ・インソン、ホ・ジュノ、ク・ギョファン、キム・ソジン、チョン・マンシク、キム・ジェファ、パク・キョンヘらが、観客動員数200万人突破を感謝する映像を公開した。
キム・ユンソクは「ほとんど奇跡に近い、数字だけでは語れない、それ以上の感動だ」と感謝の言葉を述べた後、「最後までがんばります」と加えた。チョ・インソンは「このように大変な時期に韓国映画を応援してくださり、ありがとうございます」とし、「250万、300万と数字をのばしてもう一度あいさつできる日が来るまで、皆さん『モガディシュ』の応援よろしくお願いします」と述べた。
ホ・ジュノ、ク・ギョファン、キム・ソジン、チョン・マンシク、キム・ジェファンも映画を見てくれたことと200万人突破について観客に感謝するとともに、引き続き応援してくれるようお願いした。パク・キョンヘは「『モガディシュ』は初めて見た人にも、2回目に見た人にもおもしろいディシュよ~」とダジャレを交えて感謝の言葉を述べた。
また、ハリウッドの監督たちも「モガディシュ」に高評価をつけた。「ブラックホーク・ダウン」「プロメテウス」「エイリアンシリーズ」のリドリー・スコット監督は、「『モガディシュ』のストーリーは広く知ってもらう価値のある事件を扱っている」とし、「世界的に混乱の広がっているこの時期に映画を公開したことは、非常にすばらしい選択だった」と称賛した。
「パブリック・エネミーズ」「コラテラル」「ヒート」のマイケル・マン監督は、「映画の完成度の高さに驚いた。とても感銘を受けた」と述べた。「ワールド・ウォーZ」「007 慰めの報酬」のマーク・フォースター監督は、「『モガディシュ』は何でもない行動が命を救うことにつながることを教えてくれる」とし、「このすばらしい作品は私たちがより明るい未来を想像できるようなインスピレーションを与えてくれる」と絶賛した。
公開後3週間となった「モガディシュ」。13日午後3時現在、「CGVゴールデンエッグ指数」で97%、「ロッテシネマ」9.1点、「ダウム映画」8.9点、「ネイバー映画」8.75点など、ネット上の映画レビューにおいても高い評価点を記録している。
「モガディシュ」は、1991年ソマリアの首都モガディシュにおける、内戦で孤立した人々の生死をかけた脱出劇を描いた映画。「生き残るための3つの取引」「ベルリンファイル」「ベテラン」のリュ・ソンウァン監督の第11作目となる。
WOW!Korea提供