ボーイズグループオーディション番組「LOUD」(SBS)の第3ラウンド“JYPラウンド”の結果が7月10日(土)放送の第6話で公開された。これで、現時点でのJ.Y.Park(パク・チニョン)のPICKが明らかとなり、どんなグループを構想しているのか、がぜん面白くなってきた。
前回から始まった“JYPラウンド”は“音楽創作組” 、“ダンス創作組”、“アイドル組”に分かれての審査。この日の放送は“音楽創作組”の最終順位発表からだったが、1位は変動なく、元JYPの最長練習生イ・ゲフンだった。
続いて、ダンスの能力だけで対決をする“ダンス創作組”。J.Y.Parkの評価基準はステージを圧倒するダンスの実力と振付を作る能力だ。4チームに分かれ、ここで日本人参加者3人が登場した。
まず、コウキはPSYから練習過程で何が大変だったかを聞かれ、「ないです」と答えると、表情がほぼ大御所俳優チェ・ミンシクレベルだと言われていた。コウキ本人はそれをニコニコ聞いていたが、それぐらい深みがあるという褒め言葉だった。そして、パフォーマンスが終わった後も、PSYは「本当に驚きの連続です」とパフォーマンス中の表情が圧巻だったとし、毎回コウキに興味を示しているのが垣間見える。
続いて登場したのはケイジュ。最近覚えた韓国語を聞かれ、頬に人差し指をあてながら考えるキュートなポーズも。普段は愛嬌(あいきょう)たっぷりだが、ひとたびステージに立つと、高いダンススキルで見る人を魅了。パフォーマンス後、J.Y.Parkはケイジュに対し、本当に余裕のある表情だったし、ダンスの動作一つ一つに気を遣っているということを全く感じさせなかったうえ、動作が全て大きく、正確。しかも、体の線も生きていて、16歳(数え年)とは思えないダンスを踊るのが驚きだったと大絶賛した。
さらに、J.Y.Parkが中間チェックでケイジュにだけ何もフィードバックをせず、それを気にしたケイジュが後で制作スタッフに聞いたそうだが、その理由を公開。J.Y.Parkはケイジュが、昔のRain(ピ)と重なって見えたのだとか。昔、Rainを初めてオーディションで見たとき、スターになる才能があふれていたので、自分が褒めてしまうことでRainが怠けたり、油断したり、乱れてしまったりしないかと心配になり、褒められなかったのだという。
そのときと同じで、褒めすぎて天狗にならないよう、ケイジュに中間チェックで何も言わなかったとし、「傲慢になったり、乱れたりさえしなければいいと思う」と伝え、スター性を感じたケイジュを1位の席に座らせた。この時点で、3位の席にいたコウキがケイジュに呼びかけ、「最高!」と言いながら、手を取り合い、お互いを称えていた姿も微笑ましかった。
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