「BTS(防弾少年団)」の”生みの親”パン・シヒョク氏、HYBE代表職退く=「議長・プロデュース」の役割に集中


HYBEがグローバル経営加速化のため、攻撃的なリーダーシップ整備を断行したと1日、発表した。

ことし2月、ユニバーサルミュージックグループと合作法人(JV)の設立を発表。4月にはIthaca HoldingsのHYBE合流を発表したのに続き、最高経営リーダーらの全方位配置を通じて、グローバリゼーションを本格化するというのが今回の組織整備の核心となる。

グローバルアイドルグループ「BTS(防弾少年団)」の”生みの親”パン・シヒョク氏(48)は代表理事職から退き、取締役会の議長職に集中して核心事業の意思決定に参加する。

また、パン氏は本人の専門領域である「プロデューサー」としての役割も集中して続けていく計画だ。



パン氏の後任代表取締役には、元HQの最高経営責任者(CEO)パク・チウォン氏が選任された。

HYBEは1日、組織再編案を公開し、「グローバル経営加速のための積極的なリーダーシップの整備を実施した」と述べた。 HYBE側は今後、「最高経営責任者を前面に配置し本格的にグローバル化に乗り出す計画」とし、「韓・米・日の拠点地域で産業を積極的に導いていくという目標に基づいて、各リーダーの専門知識に合わせて権限と責任の範囲を再編した」と説明した。パク新任代表は、NEXON JapanとNEXON KoreaのCEO出身で、昨年5月にHYBEに合流した後、韓国内の組織の責任を負ってきた。これまで組織全体の体系化に集中してきたのに続いて、今後HYBEの経営戦略と運営全般を統括することになる。

HYBE米国法人のHYBEアメリカは、ユン・ソクジュングローバルCEOと、4月にイサカ・ホールディングスの買収と共にHYBのE取締役となったスクーター・ブラウンCEOの代表体制で運営する。ブラウンCEOは、既存のイサカ・ホールディングス事業を率いてHYBEの米国事業の全体運営を主導することになる。ユンCEOはパン氏とBTSのデビュー企画段階からすべての過程を共にしてきており、HYBEを成長させた主役の一人である。彼は今後、米国市場にK-POPビジネスモデルを適用し、制作や新人の育成、マーケティングなどを指揮する。ユニバーサルミュージックグループとの合弁会社(JV)を設立し、準備中のグローバルオーディションプロジェクトが最初の事業となる見通しだ。 HYBEのイサカ・ホールディングス買収を導いたイ・ジェサン最高戦略責任者(CSO)は、HYBEアメリカの最高執行責任者(COO)を務める。

HYBE日本法人も、既存のHYBE SOLUTIONS JAPAN、HYBE T&D JAPANなどに分かれていたものをHYBEジャパンとして統合し、ハン・ヒョンロクHYBE SOLUTIONS JAPAN代表がCEOを務める。HYBEジャパンは、まもなく現地で披露する新人ボーイズグループのローンチと共に事業構造を日本市場の特性に合わせて強化する計画である。ただしHYBE LABELS JAPANは、別途法人とする。

2021.07.01