韓国歌手ソン・ガインの公演への投資話を持ちかけ、金を騙し取った容疑で起訴された公演企画会社のプロデューサー(PD)が執行猶予判決を受けた。
法曹界によると、ソウル中央地裁は詐欺容疑で起訴された公演企画会社のPD=A被告に懲役1年・執行猶予3年を言い渡した。
A被告は2019年5月、被害者Bさんに「ソン・ガインの公演を手がけているのだが、費用が足りない。1億6000万ウォン(約1600万円)を預けてくれたら、1か月後には15%〜20%の利子を付けて返金可能だ」と話を持ちかけて金を借りた後、返金しなかった。A被告の会社は、歌手ソン・ガインが出演した「ミストロット」全国ツアーコンサート主幹会社のうちの1社だった。
A被告側の弁護士は「公演を誠実に行ったものの興行が予想より悪く、返済が難しくなった」として、Bさんを騙すつもりはなかったと主張。
しかし、裁判所は資金を受けた投資金支出について納得できるだけの説明や具体的な資料を提示できていない点、金を受け取った後から連絡を避けていた点、公演会場を訪ねたBさんに会おうとしなかった点などに照らし合わせ、A被告に「犯行意図があった」と判断した。
一方、A被告は1審の判決を不服とし控訴したと伝えられている。
WOW!Korea提供