【時代劇が面白い】『華政』の主人公・貞明公主の歴史10「晩年」

 

心が広い女性
国王の思惑に翻弄された人生。その中で数々の苦難を経てきた貞明公主は、息子たちに
「人の過ちに寛容であること」「人の道にはずれないこと」「一族が仲良く暮らすこと」を言い含めている。
残された文からは、心が広い女性の姿が想像できる。


その貞明公主は1685年に亡くなっている。
享年は82歳。朝鮮王朝の数多い王女の中でも特別なほど長寿であった。

弟の永昌大君(ヨンチャンデグン)はわずか8歳で光海君(クァンヘグン)の一派に殺されている。
そんな弟の分まで貞明公主はしっかり生きたのである。
(終わり)

文=康 熙奉(カン ヒボン)

『華政』の主人公・貞明公主の歴史1「誕生」

『華政』の主人公・貞明公主の歴史2「悲劇」

『華政』の主人公・貞明公主の歴史3「才能」

『華政』の主人公・貞明公主の歴史8「苦難」

『華政』の主人公・貞明公主の歴史9「善行」

 

コラム提供:チャレソ

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2021.06.16