【時代劇が面白い】『華政』の主人公・貞明公主の歴史2「悲劇」

 

絶望の穴に落とされた2人
江華島に流罪となった永昌大君。母と姉から引き離されて、どれほど寂しく心細い日々を過ごしたことか。
そんな子供に、さらなる魔の手がのびる。
1614年、李爾瞻と金介屎が送った刺客は、永昌大君がいた部屋のオンドルの温度を異様に高温にした。それによって、永昌大君は蒸された状態で命を断たれてしまった。実に、残酷な死に方だった。


我が子を失った仁穆王后は絶望の穴に落とされた。
それは、姉の貞明公主も同じだった。
そんな2人に対して、光海君はさらにひどい仕打ちをした。


仁穆王后の大妃(テビ/王の母)という資格を剥奪し、王女であった貞明公主を庶民に格下げにした。そのうえで、2人を西宮(ソグン/現在の徳寿宮〔トクスグン〕)に幽閉してしまった。
こうして、2人にとって長く苦しい監禁生活が始まった。
(第3回に続く)
文=康 熙奉(カン ヒボン)

『華政』の主人公・貞明公主の歴史1「誕生」

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コラム提供:チャレソ

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2021.06.08