韓国映画「非常宣言」&「あなたの顔の前で」カンヌ招待…コンペティション部門進出作は無


韓国のハン・ジェリム監督の映画「非常宣言」とホン・サンス監督の「あなたの顔の前で」の2作品の韓国映画がカンヌの公式招待を受けた。しかしコンペティション部門には名前が挙げることはできなかった。

3日、第74回カンヌ国際映画祭公式招待作が発表された中、ハン・ジェリム監督の「非常宣言」が非コンペティション部門に、ホン・サンス監督の「あなたの顔の前で」が今年新設されたカンヌプレミア部門での招待を受けた。

「非常宣言」は史上初の災難状況に直面し無条件で着陸を宣言した飛行機から繰り広げられる航空災難映画だ。ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ドヨン、キム・ナムギル、キム・ソジン、パク・ヘジュン等、豪華なキャスティングで早い段階から関心を集めた。

ソン・ガンホは「グエムル」(2006年監督部門)、「シークレット・サンシャイン」(2007年コンペティション部門)、「グッド・バッド・ウィアード」(2008年非コンペティション部門)、「渇き」(2009年コンペティション部門)、「パラサイト半地下の家族」(2019年コンペティション部門)に続く6度目の招待を受けた。「パラサイト半地下の家族」は第72回映画祭の時に最高賞であるパルム・ドールを受賞している。

イ・ビョンホンは「甘い人生」(2005年非コンペティション部門)、「グッド・バッド・ウィアード」(2008年非コンペティション部門)に続き3度目となり、チョン・ドヨンは「シークレット・サンシャイン」(2007年コンペティション部門)、「下女」(2010年コンペティション部門)、「無頼漢 渇いた罪」(2015年注目すべき視線部門)と2014年コンペティション部門審査委員任命に続く5度目の招待を受けた。

ハン・ジェリム監督は今回が初のカンヌ入賞だ。彼は配給社のShowboxを通じて「コロナで全世界的な困難を受けてる現在、映画 「非常宣言」で希望と慰労を送りたかったという気持ちが全てに伝わることを祈ります」と伝えた。

「あなたの顔の前で」はホン・サンス監督の26本目となる長編映画でイ・ヘヨンが主演を担った。

だが韓国映画はコンペティション部門にたったの1作品も名挙げられなかった。韓国映画は2016年から2019年まで4年連続でコンペティション部門に進出していた。今年コンペティション部門の審査委員長は 「ブラック・クランズマン」、「ザ・ファイブ・ブラッズ」のスパイク・リー監督だ。

カンヌ国際映画祭はベニス国際映画祭、ベルリン国際映画祭と共に世界3大映画祭に挙げられる。カンヌ国際映画祭は昨年コロナの拡散で映画祭を開催できず、 今年は2か月遅らせての7月に開催をする。

第74回カンヌ国際映画祭は7月 6日から17日まで開催する。

WOW!Korea提供

2021.06.04