【韓国映画特集】コン・ユは映画『徐福』でキャラクターをどう作り上げたのか

写真=映画『徐福』公式サイトより

 

映画『徐福』では、パク・ボゴムが遺伝子の組み換えによって人造的に作られた複製人間を演じている。いわば、クローン人間だ。そのクローン人間を争奪する争いの中で、コン・ユは国家機関のエージェントであるミン・ギホンに扮している。

 

計算された演技
コン・ユは映画『徐福(ソボク)』のメディア試写会に出席して舞台挨拶を行なったとき、こう語っていた。
「完成版を今日初めて見たのですが、ミン・ギホンの初登場の場面がかなり編集されていましたね。本来、便器を抱えたまま吐き気をもよおす場面がキャラクターとしての初登場になっています。実際の撮影もその場面から始まりました」
「実は、不健康な印象を与えるために、顔の肉も落としてみました。ミン・ギホンという役が、苦痛を抱える人物というイメージを定着させようと思ったのです」
このように、コン・ユは自分が演じるミン・ギホンになりきるために、意図的に減量したという。
さらに、コン・ユは様々な場で映画について説明してくれたが、14歳下のパク・ボゴムについてこう語った。
「年齢は数字に過ぎないですから、パク・ボゴムさんのことは友人だと思っています。彼は私に対して、先輩や兄のように対してくれました」

「私は演技の時にアドリブが好きなのですが、この映画は間違えると徐福というキャラクターが壊れてしまうので、自重するようにしました」
このように、あえてアドリブをしなかったというコン・ユは、計算された演技で『徐福』で演じるキャラクターを作り上げていた。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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コラム提供:ロコレ

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2021.04.28