【ドラマがいいね!】途中でやめなければ『マイ・ディア・ミスター』がとてつもない傑作だとわかる!

『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん』は2018年に韓国で放送されたドラマだが、3年が経過しても人気は衰えていない。それどころか、新しい視聴者を獲得して、ますます名声が高まっている。

 

三兄弟が面白い!
なによりも、脚本がいい。豊かな創造力が込められたストーリーがすばらしい。
そして、キャストに魅了される。多様な俳優陣がこのドラマを大いに盛り上げている。
どんな物語なのだろうか。


イ・ソンギュンが演じるパク・ドンフンは、大手建築会社の構造エンジニアの部長だ。しかし、左遷させられた社内で鬱屈していた。そんな彼に賄賂の現金が送り付けられてくる。そこから、ドンフンは社内抗争に巻き込まれてしまう。
そんな会社で派遣社員をしているのが、IUが演じるジアンだ。彼女は父が残した借金を抱えてどん底の生活をしていた。
お金がほしかったこともあり、ジアンは社長派の要請によって、反社長派と見られたドンフンの携帯電話の盗聴を始めた。
結果的に、ジアンはドンフンの私生活のすべてを知るようになる。それによって、ジアンは冴えない中年男と思っていたドンフンの人間性を詳しく知るようになり、それによって思いがけない感情が徐々に芽生えてくるのだが……。

序盤はこういう展開だった。
全体的には、ドンフンの会社の場面は物語の半分であり、残り半分は彼の兄弟たちの話になっている。
ドンフンの兄のサンフン(パク・ホサン)は、事業に失敗してばかりだった。そして、弟のギフン(ソン・セビョク)は、映画監督として成功できなかった。結局、サンフンとギフンは掃除の会社を始め、苦労しながら共同で歩んでいく。


この三兄弟は仲が良くて、連日のように飲み歩いている。その中で、ドンフンの家族愛や地元への愛着が描かれていく。このあたりの場面がほのぼのしていて、見ていると三兄弟に情が沸いて応援したくなる。
ただし、『マイ・ディア・ミスター』は序盤に重苦しい展開になることが多く、それによって視聴をやめてしまう人もいる。これは、もったいない。見続けていると、とてつもない傑作であることがわかるので、ぜひ最後まで見てほしい。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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コラム提供:韓流テスギ

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2021.04.26