”人気シェフ”韓国系カナダ人レイモン・キム、セウォル号沈没事故を追悼 「4月16日は娘が誕生した幸せな日、でもその一方で…」


”人気シェフ”の韓国系カナダ人のレイモン・キム(45)が、セウォル号沈没事故7周忌を追悼した。

レイモン・キムは16日、SNSに「わたしは、よく知りもしない政治や陣営の話をしているのではない。ただ娘を育て、家族と友人を愛する、そうした中で遺族の方々を理解しようとする、そういう人として話をしようと思う」と言及。

 続けて「知人の中に、事故によって子どもや両親、兄弟を失った方に対して『もう、これくらいにして忘れよう』などと言う人は多くないだろう」とした上で、「7年前の4月16日、わたしは自分の愛する娘が誕生したことで喜びに満ち溢れ、幸せだった。でも、同じくその日(4月16日)は、冷たい海の中で母親、父親、愛する人たちの名前を叫んだ304人がいた」と綴った。

また、レイモン・キムは「それだけでも、セウォル号は自分にとって、遺族にとって、そしてわたしたち社会にトラウマとなり、忘れるべき記憶ではない現在(のこと)である。もう忘れようなどと言えるでしょうか。忘れません。記憶します」と文章を残した。

一方、レイモン・キムは2013年に女優キム・ジウと結婚。第1子となる女の子が誕生した。

2021.04.16