モグラ叩きゲームの中で叩かれる「BTS」…米カード会社の描写に「人種差別だ」と批判殺到


米国のイラストカード制作会社トップス(Topps)がグローバルボーイズグループ「BTS(防弾少年団)」に対して、サディスティックで人種差別を疑うような描写をし、物議を醸している。

トップスは去る14日(現地時間)に開かれたグラミー賞の主要出演者らを描いた「Garbage Pail Kids SHAMMY Awards」をオンラインショップに公開した。

トップスは毎年、グラミー賞を受賞したアーティストを対象にカードを制作。今年も、テイラー・スウィフト、ブルーノ・マーズ、ビリー・アイリッシュらといった受賞者を中心にカードが制作された。だが、別の出演者と比較し、「BTS」に対してのみ暴力的な描写がなされ、それに対する批判が相次いだ。

公開されたカードのイラストは「BTS」のメンバーを“モグラ叩き”のゲームで表現している。彼らは蓄音機に見立てられたグラミー賞のトロフィーに殴られ、顔にアザができている。また、他の出演者のカードには名前が記されているのだが、「BTS」のカードはグル―プ名ではなく「K-POP」となっており、一層波紋を広げた。

トップスは公式SNSを通して「BTSの描写について、消費者の怒りは把握しており、理解もしている」とし、「このカードを含めたことを謝罪する」との立場を示し、「BTS」のカードをセットから除外したことを明らかにした。

だが、ネットユーザーらは「問題の本質とはかけ離れた誠意のない対応」として怒りを増している。最近、米国内におけるアジア人への嫌悪が指摘される中で、問題意識なしに「BTS」を過激に表現したことについて謝罪すべきだとの意見が続いているのだ。

WOW!Korea提供

2021.03.18