それが未練として残っているのか、廃墟となった未来でもソヘは誕生日ごとに遊園地に向かったりした。すでに廃墟になって運きもしない乗り物に座って、まるで実際に乗っているかのようにシミュレーションしながら誰もいない遊園地でひとり遊び、「誕生日おめでとう、カン・ソヘ」と祝っていたシーンは胸を痛めた。
それだからこそ、17日に公開された遊園地でのテスルとソヘの時間がより一層深い意味を持った。ついに生涯心の中だけに抱いてきたソヘの願いを果たすことができる機会が来たからだ。誰もいなかった未来の遊園地とは違って、現在の遊園地は家族連れの人々で賑わっている。そしてソヘの横にはテスルまでいるので、満面の笑みになるしかない。
未来ではひとりで遊ぶのが退屈で横の白骨死体にまで声を掛けたが、今はテスルと一緒に回転木馬に乗っている。そんなソヘの事情を知っているテスルは、ソヘに合わせて楽しい雰囲気を作っている。久しぶりに平和なふたりの姿に見る人も幸せを感じる瞬間だ。
制作サイドは「今日(17日)、ソヘの誕生日を迎えてハン・テスルとカン・ソヘが遊園地を訪れる」として、「ソヘが9歳のときからそれほど乗りたかったバイキングに今度こそ乗ることができるのか、幸福指数を高めるふたりの甘い遊園地デートに期待してほしい」と伝えた。
「シーシュポス:the myth」は、17日午後9時から韓国で放送される。