◆因縁のライバルであるオ・セホを演じたクァク・ドンヨンさんと共演してみていかがでしたか?
ユ・スンホ:クァク・ドンヨンさんは僕より年下だけど、一緒に演技をしながら本当に驚きました。この年齢でなぜこんな感情をうまく表現することができるのか…とても驚いたし格好良いと思いました。演技をする時ドンヨンさんの目を見ると、とめどなく崩れ落ちてしまう僕がとても辛かったです。
◆最初は仲のいい友達だった二人がいつしか恋敵になってしまいます。不器用なセホはスジョンへの感情がボクスへの恨みに代わってしまい、陥れることになりますが、スンホさんがもしボクスの立場だったらセホを理解できますか?
ユ・スンホ:理解しようと努力すると思います。一時、良い同級生であり友達だったので、先に理解しようと努力してから、対話で解決しようと努力すると思います。でも、到底話が通じないとか、本人の主張があまりにも強かったらその人を諦めてしまうかもしれません。
◆もし親友と好きな人が一緒になってしまったら、スンホさんならどうしますか?理由は?
ユ・スンホ:僕の性格上、言い争ったり競い合ったりすることがすごく嫌いなんです。もちろん争うことが嫌いだからと言って、競争心がないとかうやむやにしたりはしません。お互い気分を害さない程度に、冗談のように争います。でも恋に関しては話が違ってくるかもしれませんね。いくら仲がいい友達と言えども、確実にあの行動は度を越えていると思います。現実の僕でも、もしあんな出来事があったら、その時はボクスのように行動すると思いますね。
◆セホも単純に「悪」という人物ではなかったと思います。ボクスとセホは時がたって友人には戻れると思いますか?ボクスとしてセホにかけてあげたい言葉があるとしたら?
ユ・スンホ:幼い年齢ですし、十分にあんな行動をしてしまうかもしれませんが、一度元には戻れない状況にまでなってしまっているので、以前には戻れないかもしれません。セホに何と声を掛けたらいいかわからないですね。
◆もし学生時代をもう一度やり直せるならいつに戻りたいですか?理由も教えてください。
ユ・スンホ:高校生に戻りたいです。その時の記憶がまだ生き生きとしていますね。登校から友人たちと一緒に立ち寄った場所、一緒に食べた給食やバスケットボールをした時間。こんな些細なことまでひとつひとつ全部鮮やかに思い出されて恋しいです。特別な理由がなくても、ただ友人たちと一緒だったら楽しいという感情を今は簡単に感じられなくなってしまったことがすごく寂しいです。そしてもしその時に戻れるなら、勉強をもう少し頑張りたいですね。
◆印象に残っているセリフはありますか?
ユ・スンホ:“ソン・スジョンの彼氏”このセリフを一番大切に思っています。ボクスの純粋な本心を表していると思います。単純だけど切ないセリフですね。
◆アドリブなどありましたか?
ユ・スンホ:アドリブはとてもたくさんあって…こんなにたくさんアドリブを入れた作品は初めてでしたね。アドリブをした瞬間瞬間に、監督が全部“OK”というサインを出してくれたので、時間が経つにつれ、気軽にアドリブができるようになったんです。
◆撮影裏話や、空き時間の想い出など、撮影エピソードを1つで結構ですので、教えてください。
ユ・スンホ:舞台が学校なので、教室で過ごす時間が多かったです。実際に僕も学生時代には先生に隠れてメモを書いて渡して遊んでいたのを覚えています。ここでも同じで、スジョンの撮影シーンでは、横でメモのようなものを渡しながらいたずらをしたり、ノートでゲームをしたりして待ち時間を過ごしました。まさに学生時代に戻ったような気分でしたね。
◆本作の見所を教えてください。
ユ・スンホ:復讐(ボクス)という…もしかしたら怖いと思われるかもしれないけれど、とても美しくて悲しいドラマです。誤解と裏切りがあったけれど、これさえも愛という感情の前に何の力もないということをお見せしたいです。そして学生時代の記憶を思い出すことができる、美しい作品だと思いますね。
◆日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。
ユ・スンホ:状況が落ち着いたら、できるだけ早くご挨拶できるように努力したいと思います。「ボクスが帰ってきた」たくさんの応援をお願いします。
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