韓国で２０１９年に放送されて好評を博した『ヘチ　王座への道』が、２月１４日からＮＨＫの総合テレビでスタート。放送枠は午後１１時から１時間。チョン・イルが主演した時代劇が日本でも大いに話題になるだろう。

歓迎されない王子

注目の時代劇『ヘチ』は全２４話。特に期待されるのは、『イ・サン』や『トンイ』という傑作を書き上げたキム・イヨン作家が脚本を担当したことだ。
時代劇は特に脚本が大事。そういう意味でも、『ヘチ』は大物が脚本を書いて好評を博した。
ドラマは、低い身分の血を受け継いだ「歓迎されない王子」が朝鮮王朝の政治を改革するまでを描いている。
「最も低いところから始まった一番輝かしい王位継承物語」
これが『ヘチ』のキャッチフレーズだ。

主役のチョン・イルが扮するのは若き日の英祖（ヨンジョ）だ。チョン・イルがどんな演技を披露してくれたのか。
その点も大いに興味をかきたてられる。
なお、ドラマをもっと興味深く見るために、朝鮮王朝の歴史でも名君と称される英祖の人生について紹介しておこう。

２１代王の英祖は、１６９４年に生まれた。
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