「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.146「時代劇『私の国』が面白い!」

微妙な恋愛模様

改めてキャストを見てみよう。
出演陣は、ヤン・セジョン、ウ・ドファン、ソリョン(AOA)、チャン・ヒョクといった顔ぶれだ。
人気急上昇のヤン・セジョンは、理想の国づくりのために立ち上がる熱血漢のソ・フィを演じている。
そのソ・フィの親友でありながら複雑な人間関係に苦悩するナム・ソノに扮しているのがウ・ドファンである。

そんな2人と微妙な恋愛模様を繰り広げるのが、女優として心境が著しいAOAのソリョンだ。
以上の3人のやりとりは見る度に興味深くなる。
そして、若手にまじって絶大な存在感を発揮するのがチャン・ヒョクだ。彼は後に朝鮮王朝3代王・太宗(テジョン)になるイ・バンウォンに扮している。
このようにすばらしいキャストで制作されたのが『私の国』で、ストーリーもとてもよく出来ている。
話題になるのも当然かもしれない。

文=康熙奉(カン・ヒボン)

2021.01.16