韓国で活動中の日本人タレント サユリ(41)が、精子バンクから精子提供を受けて出産しシングルマザーの道を選択した。
これに、韓国では多くの人々が応援の声をあげている。
サユリの事例を通じて、韓国で「未婚出産の合法化」に対する議論に火がついた。韓国では未婚女性の対外受精は違法だったため、サユリは「(未婚女性が)子どもを産むことも認められればうれしい」と明かした。
これを前にKBSは16日、サユリが日本で3200グラムの男児を出産したと報道。サユリは日本の精子バンクで精子の提供を受けたと伝えられた。
昨年10月、産婦人科を訪れたサユリは卵巣年齢が48歳との診断を受け、早いうちに出産することを決意した。しかし、焦って結婚するわけにはいかないと考え、自ら未婚の母になることを選んだと伝えられている。
このニュースに会社員のパク・ソマンさん(27)は「個人の選択に、他の人が考えを押しつけるのは間違っている。韓国社会が良い方向に向かうスタート地点を見せてくれることを期待する」と明かした。
また、大学生のキム・ドンユンさん(26)は「サユリさんの選択を応援したい」とし、「何をどう選択しようと、それは個人の自由であるべき」と話した。
韓国では、自らシングルマザーを望む女性が精子提供を受けて妊娠および出産することは「違法」との事実が改めて話題にのぼると、それ自体が議論の中心になっている。
あるネットユーザーは、韓国では未婚女性に対する精子提供が違法という内容について「あり得ないことだ」とし、「毎日のように韓国での出生率が低下しているとニュースになっているのに、それはつまり未婚女性に精子提供ができない国だった(ということ)」と批判した。
一方で、主婦のハン・ソンウクさん(58)は「サユリさんの選択は尊重する」としながらも、「ネガティヴな言い方をするわけではないが、母親・父親”各自の役割”があると思う。私の世代ならば、おそらく全員がそう考えるだろう」と意見した。
WOW!Korea提供