韓国俳優兼歌手キム・ヒョンジュン(34)が、元恋人Aさんの妊娠と中絶をめぐる5年間の争いに決着がつく。
12日午後3時、最高裁でキム・ヒョンジュンの元恋人Aさんが提起した16億ウォン(約1億5000万円)訴訟の判決が言い渡される。続けて午後3時15分にはAさんに対する詐欺未遂容疑及び出版物による名誉毀損などに対する判決公判が開かれる。
Aさんは2015年4月、キム・ヒョンジュンの子どもを妊娠し流産したと主張して、16億ウォンの訴訟を提起した。これにキム・ヒョンジュンは妊娠、流産、暴行などはすべて事実無根だと反論した。
その後、検察はAさんが虚偽の主張をしたとの状況をつかみ、詐欺未遂(メッセンジャー対話削除を通じた証拠操作)及び出版物による名誉毀損容疑などで起訴した。検察は一審で懲役1年4か月の実刑を求刑した。
刑事訴訟で一審はAさんの一部有罪を認めた。裁判所はAさんが「キム・ヒョンジュンが強要したので中絶した」と主張した部分を有罪とみて、500万ウォンの罰金刑を言い渡した。裁判所は事件全体で有罪となった部分が占める割合や被害者と被告人との関係、犯行の経緯、Aさんが初犯である点、Aさんが子どもを一人で養育している点などを量刑に考慮したと述べた。その後開かれた刑事訴訟二審では裁判所は量刑が軽いという検察の控訴を棄却した。
民事訴訟は一審でキム・ヒョンジュンが勝訴した。Aさんの主張は証拠がないとして、名誉毀損と関連し1億ウォンを支払うよう判示した。これに不服としたAさんは控訴したが、2018年10月、これも棄却された。Aさんは二審も不服として、上告した状況だ。
現在まで民事訴訟と刑事訴訟の両方でAさんの過ちが明らかになった状況だ。約5年にわたる長い法的攻防が終了するだけに、最高裁がどのような結論を下すかに関心が集まっている。
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