【ドラマがいいね!】イ・ソジンが『イ・サン』で見せた最高のアドリブとは?(特別編)

 

人なつっこい正祖の印象を再現
夕刻で撮り直しもできず、編集でカットを命じたイ・ビョンフン監督だが、そのシーンを見た編集担当者に「これは本当に面白いですよ」と言われ、そのまま放送することになった。
ネットでも話題になり、好意的な反応が多かった。

この話には続きがある。
正祖は後に親友のソンヨン(ハン・ジミン)を側室に迎えるのだが、祝いの式の際、宮殿の回廊で出会った両人がお辞儀をするシーンで、イ・ソジンがまたまた「ウインク!」をしたのである。
これを見たソンヨンはクスクス笑い出してしまった。
イ・ビョンフン監督は「NG!」と叫び、イ・ソジンをきつく叱った。さすがに「厳粛な祝いの式でウインクはまずい」と判断したのだ。
ところが、編集室で見てみると、台本通りの演技より、ウインクしたNGシーンの方が2人ともイキイキしていた。

結局、またウインクシーンがオンエアされた。
まさか、朝鮮王朝時代にウインクはなかっただろうが、人なつっこい正祖のイメージをこの仕草だけで一発で表現したのはさすが。イ・ソジンの巧みな表現力が、時代劇の常識を打ち破ったシーンだった。

構成=「チャレソ」編集部

イ・ソジンが語ると時代劇がさらに面白くなる1「撮影エピソード」

イ・ソジンが語ると時代劇がさらに面白くなる2「時代劇の可能性」

正祖(チョンジョ)/朝鮮王朝人物紀行15

イ・サン毒殺説の証拠の書状が200年後の現代に発見された!

イ・サンは大改革を予告した翌月に反対派に毒殺されたのか?

 

コラム提供:チャレソ

http://chaleso.com/

2020.11.03