東方神起ユンホ、「国際市場」でスター俳優の誕生

201501141024770074_54b5c7a9655f3東方神起のユンホが、累計観客動員数が1千万人を突破した映画「国際市場」が輩出した予想外のスターになった。
「国際市場」は13日に韓国で14番目の1千万人動員を突破し、SMエンターテイメントのアイドル歌手のユンホも出演に大きな意味を残すようになった。

映画は長男ドクス(ファン・ジョンミン)の生き様を、興南からの撤収を始まりに西ドイツへの鉱夫派遣、ベトナム戦争、離散家族探しなど韓国近現代史に沿って振り返る作品。映画でユンホは、伝説の歌手ナムジン役を味わい深く演じた。

ユン・ジェギュン監督は、「ナムジン先生に対する尊敬心と役柄に対する情熱と完璧な全羅道なまり(全羅道出身)を駆使することができてキャスティングした」とビハインドストーリーを伝えた。ユンホは、1970年代ナフナと一緒に韓国大衆歌謡の双壁を成した代表的なアイコンであるナムジン役を引き受けて、一味違う魅力と強い存在感を見せた。舞台あいさつであちこちを回ったことも映画広報の役にたった。

ユン監督は、「ナムジン役で俳優をキャスティングしなければならなくて大変悩んだ。ナムジン先生は全羅道の伝説だからだ」とし、「キャスティングの基準が、一応歌手だといいと思ったし、全羅道なまりを完璧にできる人がいいと思った。有名な歌手のリストが来たが、一番沢山の関係者がユンホを押した」と伝えた。
そして、「それで一応会ってみたが、なによりも人柄が大変よかった。話をしながら30分~1時間の間に、人間ユンホに対して理解できて、すっかり惚れ込んでしまった」と語ると、「アイドルだと言うことで偏見もあったが、予想とは180度違っていた。また自分の父親について話し、ナムジン先生についても話しながら、全羅道光州出身としての尊敬心と情熱が見て取れるのが本当に良かった」と賞賛を惜しまなかった。

また「多くの人がユンホのことをあんなに演技が上手だったのかと誉めるのが、監督としてとても誇らしい思いがして、やりがいを感じたことの一つだった。ユンホと一緒に撮影しながら、アイドルに対する先入観が完全に打ち砕かれた。礼儀も知らないだろうと思っていたが、全然違っていた。ニックネームはおばさんだ」と言った。おばさんだと言うことはその位気さくだということだと。

加えて、「ナムジン先生に対する尊敬心があるから、自分が(演技)すればうまく表現することができるはずだというその情熱が良かった」と言いながら、「私が願っていたすべての条件がぴったりと当てはまるキャラクターだった。他の候補もいたが、ユンホに会って他の候補をみんな取り消した」と、ユンホに魅了されてあっという間に進行したキャスティングの過程を語った。ユンホは、監督が「OK」を出しても、「もう一度してはだめでしょうか」と熱意を見せたと言う。

また、ナムジンとナフナに関連する映画の中の隠れ話もある。ユン監督は、「劇の中でクッスンがナフナと結婚したのか。 故チョン・ジュヨン会長、アンドレ・キムなど実在の人物が話題になる時、ナフナの話は出なかったのか」と言う質問に、「クッスンはナフナに似ている男と結婚した。ドクスは、ナムジンのファンじゃないか。それでドクスがクッスンの結婚式の場面で暴言を吐いたのだ」という話をしたりした。

2015.01.15