一方、ヒソンに対する新たな推測も出てきた。これまで彼を修飾した「愛を演じだ男」、「感情を感じないサイコパス」ではなく、ド・ヒョンスに対する新たな面々が見えてきたのだ。特にパク・ギョンチュンを殺すこともできたのに生かしたヒソンの姿は見る人々を驚かせた。 ギョンチュンから姉ド・ヘス(チャン・ヒジン)を通じて魚のペンダントを持つことになった理由を聞かされた彼は“チョン・ミスク行方不明事件”が父ド・ミンソクではなく共犯によるものである可能性を提起した。以降、「今度はド・ヒョンスような虚像ではなく本物を追ったらどうだ」と言って、ギョンチュンとの秘密の協力を予告して期待感を最高潮に引き上げた。
一方、ジウォンに対するヒソンの感情の変化も見る人を緊張させた。彼の意識がなかった10日間、ハラハラして大変だったジウォンの本音を知ると、ヒソンは驚いたようだった。ギョンチュンに「妻が死んだとき、どんな気持ちだったか」と聞く彼の姿は純粋さがにじみ出ていてジウォンに向けたヒソンの心が果たして何かに対するものなのか疑念を抱かせた。
このようにストーリーが進むにつれ、ド・ヒョンスを繊細な演技力で表現していくイ・ジュンギの姿に視聴者は疑うのを止め、“ド・ヒョンスの潔白を証明すること”を始めた。サスペンスと恋愛、極と極のジャンルを完璧に行き来しながらド・ヒョンスという人物を表現するイ・ジュンギの「悪の花」。次はどのような話が待っているのか関心が集まっている。
「悪の花」は、毎週水曜夜10時50分に放送中だ。