映画「カート」、ロッテルダム&サンタバーバラ映画祭からラブコール

韓国映画「カート」が海外の映画祭からラブコールを受けている。

 制作会社ミョン・フィルム側は9日午前、韓国映画「カート」がことしの「第44回ロッテルダム国際映画祭」と「第30回サンタバーバラ国際映画祭」に公式招待されたことを明らかにした。
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 ロッテルダム国際映画祭からは「What the F?! 」セクションに招待を受けた。毎年、多様な主題と企画プログラムを見せる同映画祭が、2015年に企画したプログラムのひとつである「What the F?! 」セクションは、今日の媒体で最も大きなイシューとして置かれている女性の人権に注目するプログラムで、女性の人権に焦点を当て、それらを支持する最新映画を紹介し、現在のフェミニズムを考えようと企画された。10の招待作のうち、アジア映画としては「カート」が唯一の作品だ。

 映画「カート」の海外配給を担当する9ers Entertainmentを通して、映画祭の企画者Bianca Taalは「フェミニズムに対するさまざまな視覚を見ようとするプログラムの意図上、『カート』は本当に優れた選択だ。『カート』はとてもよく作られた映画で、希望が見えず絶望的な闘争の中でも、諦めない勇気と決然とした意志を持って戦う女性たちを見せる。映画が貫徹していく信念が本当に気に入った」と公式招待の理由を伝えた。

 「第44回ロッテルダム国際映画祭」は来る21日~2月1日までオランダ・ロッテルダムで開催される。

 続けて「カート」は27日に開幕する「第30回サンタバーバラ国際映画祭」の「Pan Asia」セクションにも招待された。ことしで30回を迎えるサンタバーバラ国際映画祭は毎年、米国・カリフォルニア・サンタバーバラで開催され、海外の多様なジャンルの映画を含め、ハリウッドの主流作品を紹介する映画祭。「Pan Asia」は主に歴史的な悲劇、都市犯罪の惨状、そして地域警官を扱うアジア映画を集中的に紹介する。

 韓国国内で昨年11月13日に公開し、ロング上映中の映画「カート」は商業映画として初めて、非正規雇用問題を扱った作品で、約82万人の観客を動員した。昨年にはトロント国際映画祭、釜山(プサン)国際映画祭、ハワイ国際映画祭などにも招待された。

WoW!Korea提供
2015.01.10